ボランティアのカメラ活用事例 ~高倍率ズーム付きコンパクトデジカメ~
■使用カメラ
①筆者は山歩きの際に風景や花などを撮影するために、一時は35mm一眼レフカメラを使っていましたが、最終的に高倍率ズーム付きのコンパクトデジカメに落ち着きました。
②現在はボランティア活動においても、40倍ズーム付きのコンパクトデジカメ(ニコンCOOLPIX B500)を使用しています。
③以下の記述はニコンB500を使用した経験談です。参考になれば幸いです。
【注】現在は40倍以上の高倍率ズーム付きコンパクトデジカメが市販されています。
★高倍率ズーム付きのコンパクトデジカメを使用している理由
①筆者は山歩きも写真も趣味ですが、山歩きを主とし写真撮影を従としました。
②一眼レフは重くてかさ張る(600mmズームレンズも持参していました)。
③600mmズームレンズだと、少し離れた位置にある高山植物や遠くの風景を大きく撮ることが困難である。
④40倍ズーム付きのコンパクトデジカメだと、高山植物や風景が撮りやすい。
・40倍ズームレンズは最大で35mmカメラ換算で900mmズームの画角に相当する。
・デジタルズーム2倍を併用すると、35mmカメラ換算で1800mmズームの画角に相当する(晴天下であれば結構きれいに撮れる)。
・デジタルズーム4倍まで可能だが、画質は劣化する。
⑤コンパクトデジカメは35mm一眼レフカメラより軽量でかさ張らない。
⑥ニコンB500は単三電池4個を使用しているので、電池切れの制約が少ない(予備電池は常時携帯しているが、万一、出先で電池切れになっても容易に手に入る)。
⑦オートフォーカス、手振れ防止機能付きなので、他の人に撮影を頼んでも失敗がまずない。
★参考写真いろいろ
以下の写真は富士が丘ポータルサイトに投稿しています。
①満月の手持ち撮影(64~72倍ズームで撮影)
②アオサギの餌取りの連写(写真⑦~⑫)
③遠くのサギソウを88倍ズームで撮影(次の写真⑮)
④遠くのササユリを88倍ズームで撮影(次の写真26)
⑤1mあまり離れた位置から1円玉より小さいハッチョウトンボ(八丁蜻蛉)を遠隔接写で撮影
直前の網引湿原の写真17~18をご覧ください。
■連写機能の活用
集合写真や団体活動を撮影する場合、連写機能を活用すると撮りやすいです。
◆集合写真の撮影
①目を閉じている人があると、せっかくの写真が台無しになります。
②高齢者は頻繁にまばたきするので要注意です。
③カメラを連写に設定しておくと、1回のシャッター押しで数枚の写真が撮れるので、誰も目を閉じていない写真が撮れる可能性が高くなります。
④念のため、一場面の連写を何度かすると、失敗の確率が低くなります。
◆団体活動の撮影
①野外コンサートやダンスなどは、多数の人がいろいろな動きをします。
②歌いながら身振り手振りをする場合の撮影は、歌い手の顔が手に隠れるなどするため、連写すればよい場面が撮りやすくなります。
③コーラスでは眼を開いているときや、口を開いているときを狙って撮るのはむずかしいです。連写すれば、これらのタイミングを捉えることができます。
④太鼓の集団演奏などの場合は、よい場面を撮るには連写がおすすめです。
■メモ帳代わりの使用
①ボランティア団体はいろいろな活動をしますが、活動時の各局面を撮影しておくと、次回実施時の参考になったり、ネットや広報紙などに掲載する場合に役立ちます。
②毎年実施する活動でも、忘れたり人が変わったりした場合に参考になります。
=以上=