毒蛇の話(注意! 蛇の写真あり)
■マムシとヤマカガシ
日本の本州には、マムシとヤマカガシの2種類の毒蛇がいます。咬まれると、状況によっては死に至る猛毒を持っていますので、山野を歩く場合にはよく注意する必要があります。万一咬まれた場合は、速やかに病院へ行ってください。
適切に対応するには、マムシ、ヤマカガシの形や色をよく知っておくことが重要です。下記サイトに写真がありますのでご覧ください。同じ種類のヘビでも色が違うことがあるので注意が必要です。
★身近な毒ヘビ (ジャパン・スネークセンター)
https://www.snake-center.com/neighbors-1
■毒蛇に咬まれないために
*ヘビを見かけても近づかない。いたずらしたり、さわったりしない。
*「マムシ注意」などの立札がある場所には踏み込まない。
*草むらや茂みは歩かない。
(マムシもヤマカガシも人間の生活に近い場所にいる)
*岩陰や穴に不用意に手を入れない。
*長ズボンを着用し、足の皮膚が露出しない靴を履く。ゴム長靴がよい。
*マムシもヤマカガシも樹上にいることがある。野外活動中は帽子をかぶり、首にタオルを巻くとよい(虫刺され防止にもなる)。
*山歩きの場合、事前にガイドブックやネットの経験談を調べると、毒蛇が特に多い山域や場所わかる場合があるので、そのような場所へ行くことは避ける。
*岩場などで岩に手をかけた瞬間に咬まれた事例があるので、不用意に手を置かない。
■参考情報
★ヤマカガシにかまれた・・・症状は?対処法は?
日テレニュース24 2017年7月31日
http://www.news24.jp/articles/2017/07/31/07368460.html
★ヤマカガシなど「危険生物」の見分け方
石田雅彦 ライター、編集者 2017/8/2(水) 8:00
https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidamasahiko/20170802-00074039/
■参考写真-1
登山道の脇で攻撃態勢に入っているマムシです。とぐろを巻いて鎌首をもたげ、チリチリという音を発していました。音は小刻みに振動する尻尾が枯葉に当たって出る音です。このときは筆者がマムシまで約2mの距離で気付いたため咬まれることはありませんでした。写真撮影後に、後ろにいた同行者が大きい石をマムシに投げつけると、マムシはゆっくり逃げていきました。(広島県の比婆山にて撮影)
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■参考写真-2
山中の小さい池にいたマムシです。(大阪府の剣尾山にて撮影)
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■参考写真-3
参考写真-2の頭部を拡大した写真です。縦にスリット(切れ目)が入っているのがマムシの目です。
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■参考写真-4
道路上を進むマムシです。(兵庫県の阿瀬渓谷入口にて撮影)
写真をクリックすると拡大できます。
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