大寒の武庫川漫歩 ~珍しいファブリダムの工事~
■令和5年1月20日(金)
・二十四節気の大寒の日に富士が丘から武庫川堤経由で有馬富士公園まで歩きました。あまり寒くなかったです。
・武庫川では、平成井堰ファブリダムの改修工事が進行中で、珍しかったので写真を撮りました(工事は休みのようでした)。
・道中でカモをたくさん見かけました。
■ファブリダム
・ファブリダムは住友電気工業の登録商標で、一般的には「ゴム引布製起伏堰」というようです。布製袋内に空気や水を出し入れすることにより、袋体(ふくろたい)を起こしたり倒したりして堰の役目を果たすものです。設置・保守コストが安い特徴があります。
・兵庫県三田市川除(かわよけ)付近の武庫川に設置されている「武庫川平成井堰ファブリダム」については、次のサイトの写真25に袋体が起きて水を堰き止めている(余分な水は袋体を越えて流れる)状態の写真があります。
★有馬富士公園 ~珍しい大葉合歓木が満開~
https://sanda-fujigaoka.com/2020/06/16/12736
・三田市広野の「青野川ファブリダム」の袋体が倒れて見えない(収納された)状態の写真⑥が次のサイトにあります。
★ふるさと桜づつみ回廊 ~広野駅から郷の音ホール~
https://sanda-fujigaoka.com/2022/04/07/18017
■参考写真(写真をクリックすると拡大表示できます。2023/01/20撮影)
①~②平成井堰改修工事の看板
・三田市川除の武庫川右岸に大きい看板がありました。
③ファブリダム改修工事の現場(武庫川右岸から撮影)
④ファブリダム改修工事の現場(武庫川右岸から撮影)
⑤パワーショベルなどの機材(武庫川右岸にて撮影)
⑥真横から見た工事現場(武庫川右岸から撮影)
・武庫川右岸から見た風景で、右手が下流です。
・中段の少し上の真新しいコンクリートから手前に延びる幅広の溝が、袋体の入る部分のようです。
・工事関係者と会話したところ、袋体をより性能のよいものに交換するということでした。
⑦~⑧工事の標識(武庫川右岸にて撮影)
・ファブリダムの上流の瀬戸橋近くにある標識です。
・工事中は歩行者も自転車も通行止めですが、「安全が確保できるのであれば、一切を自己責任において通行してもよい」という標識はなかなかユニークです。
⑨カモ
・瀬戸橋付近で眠るカモですが、寒いためか羽を膨らませているようです。
⑩カモの群れ(武庫川左岸から撮影)
・瀬戸橋の上流で群れるカモです。
⑪片足を上げるカモ(武庫川左岸から撮影)
⑫カワウ(川鵜、武庫川左岸から撮影)
⑬大池川の分水工
・大池川の水は有馬富士の麓の福島大池から流れて来て、武庫川に流れ込みます。
・左下の上流から来る水は、この分水工で3方向に分けられますが、このときは真ん中に板が入れられているため、左右の2方向に流れるようになっていました。
⑭ハイキング道の落葉
・有馬富士公園へ向かう大池川沿いの道は落葉で埋め尽くされていました。
⑮福島大池の手前の2段の小滝
・福島大池の少し手前にある小滝は、樹々の葉が落ちて見えやすくなっていました。
⑯有馬富士
・福島大池は満水で、越流提から流紋岩露頭へ水が少し落ちていました。
⑰福島大池の13羽
・「鎌倉殿の13人」をまねた訳ではありませんが、ちょうどカモが13羽いました。
⑱ミツマタ(三椏)
・有馬富士公園のミツマタに蕾がたくさん付いていました。立春は15日後です。
=以上=