丹波篠山もみじ三山・文保寺 ~谷間に映える紅葉~
■松尾山文保寺(しょうびさん ぶんぽうじ)
兵庫県丹波篠山市味間(あじま)南の文保寺は、大化元年(645年)に法道仙人によって開かれた古刹で、松尾山(まつおやま、687m)の北側の谷間に位置します。
最盛期には堂舎21坊がありましたが、戦乱で焼失・再建の後、戦国時代に明智光秀の丹波攻めにより灰燼に帰しました。江戸時代に復興し、現在は塔頭寺院3院があります。
文保寺は丹波篠山もみじ三山のひとつで、秋には境内の見事な紅葉を見に多数の人が訪れます。
★文保寺HP
https://tanbasasayama-bunpoji.com/
丹波篠山もみじ三山は、文保寺の他に次の2つです。
①高蔵寺(こうぞうじ)
丹波篠山もみじ三山・高蔵寺 ~紅葉真っ盛り~
https://sanda-fujigaoka.com/2020/11/15/14159
②大國寺(だいこくじ)
丹波の名刹・大國寺 ~紅葉絢爛~
https://sanda-fujigaoka.com/2019/11/13/10543
■参考写真(写真をクリックすると拡大表示できます。2020/11/17撮影)
文保寺は松尾山の北側の谷間にあるため、日が陰るのが早いです。以下の写真は13:50~14:40に撮影しましたが、撮影開始時に一部がすでに山陰になっていて、その後、次々に陰になりました。紅葉鑑賞は日の高い正午前後がよさそうです。
①楼門
鎌倉の建長寺の楼門を模して建立されましたが天正の乱で焼失し、その後天正末期に建立されたものです。
②~⑦紅葉・黄葉
⑧本堂(観音堂)の彫刻
中井権次橘正貞作の彫刻で、龍の眼が光っています。
⑨林城院前の空地北端から見た北東側の風景
正面奥の中央は多紀連山の西ヶ嶽(にしがたけ、727m)、右は多紀連山の最高峰・三岳(みたけ、793m)です。
手前に文保寺の塔頭寺院が見えています。
⑩左上は鐘楼、右上は本堂です。
⑪~⑬紅葉
⑭塔頭寺院の観明院
⑮観明院の紅葉
⑯二村神社
文保寺の入口にある立派な神社です。
⑰~⑱紅葉・黄葉
=以上=