姫路市・蛤山を歩く ~高岳神社が鎮座する山~
■蛤山(はまぐりやま、125m、別名・振袖山、兵庫県姫路市西今宿)
・蛤山は姫路城の西北西にある低山で、山腹に高岳神社が鎮座しています。
・蛤山の山頂は展望絶佳で、視程がよい日は姫路市街や周辺の広大な展望が楽しめます。
・ハマグリの化石を含むという巨岩の蛤岩は高岳神社のご神体になっています。
・高岳神社本殿は山麓に近い山腹にあり、祭礼のときは多数の屋台や神輿が本殿直下、さらには蛤山中腹の御旅所まで登ります。
・高岳神社の祭礼はyoutubeに多数の動画があり、勇壮かつ豪華絢爛たる様子を見ることができます。
【歩行ルート】
・筆者は今回、八丈岩山から蛤山まで歩きましたが、歩行ルートは次のとおりです。
西新在家バス停→西新在家登山口→八丈岩山頂上→北側尾根→送電鉄塔→水道タンク横→田寺山手町登山口→田寺東・高岡神社→行矢神社→西今宿・高岳神社→蛤山頂上→高岳神社→西今宿バス停 (歩行距離6.5km)
・山歩きは次のガイドブックを参考にしました。
神戸新聞総合出版センター刊、横山晴朗著、『はりま低山ハイキング』 2015年発行
・街歩き部分のルートはGoogle地図を印刷して参考にしました。
八丈岩山の山歩きは次のサイトをご覧ください。
★姫路市・八丈岩山 ~播磨国風土記・伝説の山を歩く~
https://sanda-fujigaoka.com/2022/06/21/18717
■参考写真(写真をクリックすると拡大表示できます。2022/06/17撮影)
①高岡神社(姫路市田寺東2丁目)の鳥居
・西今宿の高岳神社から分祀された神社です。
②高岡神社の社殿
・後方は八丈岩山です。
③高岡神社の由緒書
④行矢神社(いくやじんじゃ、姫路市辻井4丁目)の鳥居
・なぜか鳥居の扁額は生矢神社になっています。
・後方に注連柱と本殿が見えています。
・Google地図や航空写真で見ると、神社の境内は広いので、昔は大きい神社だったと思われます。
⑤行矢神社の説明板
・神功皇后の三韓征伐に由来する古社で、現在の社名は「行矢社射盾兵主神社」であることがわかります。
・読みは行矢社射盾兵主(いくやしゃいだてひょうず)神社ですが、ネットでは行矢射盾兵主神社となっている例が多いです。
⑥高岳神社(姫路市西今宿8丁目)の鳥居
・鳥居のずっと奥に本殿への登り口があります。
・鳥居の扁額も石碑も、表記は高岳神社です。
⑦高岳神社由緒碑
・由緒ある古社であり、昔は八畳岩山に祀られていたことなどが記載されています。
⑧高岳神社の本殿への登り口
⑨高岳神社御神体の蛤岩の南端部分
⑩高岳神社拝殿の大注連縄
⑪高岳神社拝殿の扁額
・彫刻を施された立派な扁額の下に「有馬良橘閣下御揮毫」と書かれています。有馬良橘(ありまりょうきつ)閣下とは、明治時代の海軍大将で、後に明治神宮宮司や枢密顧問官を務めた名士です。
⑫高岳神社の社殿
・左から本殿、幣殿、拝殿が連なる立派な社殿です。
・中央左に神馬が見えています。
⑬御神体の蛤岩
⑭蛤岩の左に八丈岩山を望む
⑮少し離れて見た蛤岩
⑯御旅所への途中から見た蛤山頂上
・中央の左上が蛤山頂上で三角点や東屋があります。
・右下に御旅所への道路が一部見えています。かなりの急坂ですが、祭礼のときはここを屋台や神輿が上り下りします。
⑰蛤山中腹の御旅所
⑱頂上への登山道
⑲蛤山頂上から見た蛤岩と本殿の屋根
⑳蛤山頂上から南南東の展望
・中段の左右に蛤山の尾根が延び、右の方に蛤岩と本殿の屋根が見えています。
・上段左は名古山の仏舎利塔、右端近くは手柄山です。
・上段中央の白い大きな建物は姫路市神子岡前の「ゆめタウン姫路」です。
・最上段の左に平たい頭の小富士山、その右に双頭の仁寿山が並んでいます。
㉑蛤山頂上から東南東の展望
・手前は高丘中学校の校舎とグラウンド、その向こうは関西電力送配電姫路変電所です。
・上段の中央左に姫路城、その右に景福寺山、その右に名古山仏舎利塔があります。
・最上段左は播磨アルプスの山並です。
㉒蛤山頂上から東の展望
・中段のやや上の右端は姫路城です。
・中段の左端は姫路高校の音楽堂(パルナソスホール)です。
・上段中央の三角の鋭鋒は、播磨アルプスの桶居山(おけいやま、おけすけやま、247m)です。
㉓姫路城のクローズアップ
㉔蛤山頂上から見た八丈岩山
=以上=