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(富士が丘、上深田、池尻)

2020年 4月 30日 木曜日

京都・愛宕山 ~本能寺の変の直前に、明智光秀が連歌を詠んだ山~


投稿者:ささえあいふじ

■愛宕山(あたごやま、あたごさん、924m

京都市右京区の愛宕山頂上には、全国に約900社ある愛宕神社の本社が鎮座します。火伏せ・防火の神として崇敬を集めています。

 

 

■愛宕山と明智光秀

明智光秀は本能寺の変の直前に愛宕山に登り、本殿の勝軍地蔵に参拝して御神籤を引き、山上の威徳院で連歌の会を催しました。

連歌の発句として光秀が詠んだのが有名な「ときは今 あめが下しる 五月かな」です。

発句に「土岐氏の流れを汲む明智光秀が天下を取る」という意味が込められているとの解釈があり、連歌の会に参加していた連歌師・里村紹巴(さとむら じょうは)は、本能寺の変後に豊臣秀吉から詮議を受けましたが処罰は免れました。このときの連歌は愛宕百韻として知られています。

 

 

■愛宕山登山

【注意事項】

*愛宕山登山は標高差が大きく急なので体力が必要です。登山地図記載の所要時間は、山慣れた人で往復4時間40分(休憩を含まず)になっています。山歩きの経験が少ない人はさらに余裕時間を見込む必要があります。休憩時間・食事時間・予備時間も見込みます。早く出発し、日没までに十分余裕を持って下山できるように計画します。

*途中に店も自販機もないので、飲み物と食べ物は必要量と予備を携行します。

*ときどき遭難が発生していることもあり、初心者だけでの登山は避ける方が無難です。京都府警HPには愛宕山で年間約20件の救助事案が発生していると記載されています。

*日帰り登山でも照明具(ヘッドランプ・懐中電灯等)を携行することは登山の常識ですが、愛宕山登山でも携行をおすすめします。

*積雪期は雪山に対応できる装備(防寒着・防寒具・登山靴・軽アイゼン・ストック・スパッツなど)が必要です。積雪期は経験者同行が望ましいです。

*愛宕山は無雪期はもちろん、積雪期も登山者が多いです。

 

 

 

■参考写真(写真をクリックすると拡大表示できます。2017/01/31撮影)

登山ルートはいろいろありますが、今回はもっとも一般的な清滝から表参道を往復したケースをご紹介します。

 

 

1-清滝バス停

JR京都駅、阪急・四条河原町駅、阪急・嵐山駅などから路線バスがあります。

トイレはバス停と、清滝川東岸(登山口の鳥居から橋を渡って右)にあります。この日は雪がちらついていました。

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2-清滝口鳥居

ここが登山口です。山頂までの間、店・自販機・トイレはありません。

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3-注意書

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4-石仏と丁石

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5-五合目休憩所

右の柱に行方不明者の情報が掲示されています。

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6-大杉大神

日が差してきました。

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7-大杉大神付近の展望

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8-雪を被った樹木

日光が当たるととてもきれいに見えます。

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9-桂川

蛇行する桂川です。真ん中右に嵐山の渡月橋が見えます。

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10-京都市街

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11-登山道の大杉

登山道沿いに大杉が多いですが、これは非常に大きいです。

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12-水尾分かれ(分岐)

水尾の集落経由でJR保津峡駅へ行けます。

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13-杉木立の中の登山道

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14-黒門

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15-霧氷?

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16-頂上部の参詣道

右手に広い平坦地があり、樹間から次の2枚の写真のように京都市街が見えます。

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17-京都市街

中段左に京都御所の森が黒々と見えています。

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18-京都市街

右上に京都駅前の京都タワーが見えています。

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19-社務所

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20-石段

愛宕神社は長い石段の上にあります。

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ここからさらに石段を登ります。

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22-愛宕神社

ようやく愛宕神社に到着しました。

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23-石段下の登山者休憩所

三方が波板に囲まれているので風が吹き込まず快適です。

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24-京都市街

下山途中に晴れて来て景色がよく見えるようになりました。右上に京都タワーがあります。

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25-雪を被った樹木

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26-桂川

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27-京都市街

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=以上=