氷ノ山 ~兵庫県の最高峰にして自然の宝庫~
■氷ノ山(ひょうのせん、1510m)は兵庫県養父市と鳥取県若桜町の境に位置し、兵庫県の最高峰であり、中国地方では大山(だいせん、1729m)に次ぐ高峰です。氷ノ山は山腹にブナの自然林が残り、イヌワシやツキノワグマが生息する自然の宝庫です。
また、加藤文太郎や植村直己という登山史に残る偉大な登山家を育んだ山でもあります。
氷ノ山へは兵庫県側・鳥取県側から多くの登山道が通じていて、四季を通じて登山者があります。今回は鳥取県側から氷ノ越コースでの登山についてご紹介します。
【注意事項】(クマに対する注意もあります)
★氷ノ山登山をされるお客様へ
http://www.hibikinomori.gr.jp/atention.html
■登山ルート
今回ご紹介するルートは、響の森駐車場→氷ノ越コース登山口→氷ノ越→仙谷分岐→こしき岩登り口→氷ノ山頂上です。
兵庫県三田市から行く場合、公共交通機関利用では日帰り困難ですが、マイカー利用だと日帰り可能です。響の森に駐車する場合は、高速道路と一般道路経由で駐車場まで行ける(林道を経由しない)ので楽です。Google地図の見積りによると、富士が丘から中国道と国道29号線経由で片道の距離137km、所要時間2時間19分です。
■参考写真(写真をクリックすると拡大表示できます。2016/05/22撮影)
1-響の森駐車場
鳥取県側の氷ノ越コース登山口の近くにある「鳥取県立氷ノ山自然ふれあい館 響の森」の駐車場(無料)に駐車し、響の森の受付に登山届を提出してから登りました。下山時に受付へ行くと登山届を返してくれました。
★響の森HP
http://www.hibikinomori.gr.jp/
2-氷ノ越コース登山口
氷ノ越(氷ノ山越)コースの登山口です。
3-さざれ石
その昔、天照大神が休まれたというさざれ石です。
4-案内板
氷ノ山中心部の案内図です。
5-登山道
急な丸太階段です。
6-登山道
滴るような緑の真っ只中を進みます。
7-氷ノ越(氷ノ山越)
氷ノ越は鳥取県と兵庫県の境の尾根上にある十字路で避難小屋があります。
8-氷ノ越から見た山頂避難小屋
9-ブナの大木
10-ブナ林
11-仙谷分岐
仙谷からのルートは険しいのでベテラン向きです。
12-こしき岩
13-こしき岩登り口
こしき岩周辺は足元に要注意です。
14-イワカガミ
こしき岩付近に咲くイワカガミです。
15-頂上直下
16-氷ノ山頂上
登山者で大にぎわいです。
17-頂上標識
18-一等三角点
19-頂上から北西の展望
中央右の白い点は氷ノ越の避難小屋です。避難小屋の直上は赤倉山(1392m)、右奥の高峰は扇ノ山(おうぎのせん、1310m)です。
20-頂上から北北東の展望
右上の山は鉢伏山(はちぶせやま、1221m)で山の手前はハチ高原、鉢伏山の右後は瀞川山(とろかわやま、1039m)です。
=以上=