青野ダム ~三田市の水がめ、多自然型魚道付き~
■青野ダムは治水・水道用水確保のため、三田市加茂・末の武庫川水系青野川に築造された重力式コンクリートダムで、昭和63年に供用を開始しました。これにより、三田市は以前のように洪水と渇水に悩まされなくなりました。青野ダムは三田の守護神と言っても過言ではありません。
また、青野ダムには自然の川を模した多自然型魚道が設置され、魚がダムに邪魔されることなく自由に川を遡上・降下できます。
2019/08/11(日)に行ったところ、青野ダム、千丈寺湖周辺はウォーキング、ランニング、サイクリング、釣りなど市外からも多くの人が来ていて、思い思いに楽しんでいました。
■参考資料
★ドローン 空撮「三田市・青野ダムの多自然型魚道」 (動画、1分37秒)
神戸新聞社(kobedigital) 2018/06/01 に公開
https://www.youtube.com/watch?v=yqAyZjqADts
■参考写真(写真をクリックすると拡大表示できます。2019/08/11撮影)
1-青野ダム記念館
2-青野ダム記念館(ダムの構造・諸元)
3-青野ダム記念館
中央から下に曲がりくねっているのが魚道で、全長726m、落差18mです。
4-閘門(こうもん)式魚道ゲートの建物
5-閘門式魚道ゲートの説明
規模は小さいですが、パナマ運河と同じ閘門式です。
6~7-魚道
8~9-自然の水族館
10-自然の水族館
魚道内部を横から観察できます。
11-自然の水族館
小魚がいました。ガラスにカワニナが多数張り付いていました。
12-自然の水族館
真横から見る水流は激しく流れている感じでした。
13-青野ダム
堤高29m、堤頂長286mのダムには圧倒されます。
14-魚道沿いにあったヤブツバキに実がなっていました。
15-青野ダム管理所
16-青野ダム堤体上から花山院
左上の山上に花山院が見えています。
17-曝気(ばっき)循環装置の泡
水質保全のため、2台の曝気循環装置が稼働中です。よく見ると左上の浮きの上と泡の手前にカワウ(川鵜)がいます。もしかしたら、泡と一緒に魚が浮き上がって来ることがあるのかもしれません(未確認)。
18-千丈寺山
正面右が千丈寺山(せんじょうじさん、590m)で、千丈寺湖の名前の由来になった山です。写真の左下に4羽のカワウが見えています(2羽は浮きの上にいます)。
19-減勢工(げんせいこう)
ダム放水の強烈な力による破損を防ぐため、放水される水の勢いを和らげる部分です。
20-青野ダム上流側
2019年8月5日現在の、兵庫県営水道及び県営工業用水道の水源の貯水状況によると、青野ダムの貯水率は92.7%で満々と水を湛えていました。
=以上=