丹波竜化石発見地 ~太古の恐竜王国~
■丹波竜
2006年8月に兵庫県丹波市山南町の篠山川河床の1億1千万年前の地層から発見された化石は、その後の兵庫県立人と自然の博物館の研究により、新属新種の巨大恐竜であることが判明しました。恐竜の学名は「タンバティタニス・アミキティアエ」、通称は丹波竜に決まりました。
丹波竜は全長が10数メートルもの巨大恐竜であったと推定されています。次のサイトのCG画像をご覧ください。
★【恐竜CG】日本最大の恐竜『丹波竜』とは!?【NHK恐竜超世界2019】Japanese dinosaurs CG (3分37秒)
https://www.youtube.com/watch?v=a2NgR8YG5cY
化石が発見された丹波市山南町は丹波篠山市に隣接しており、三田市から近い(フラワータウン~丹波竜の里の間は国道176号線経由で約35km)です。見どころをご紹介します。
■丹波竜関係の見どころ
丹波竜の里と化石発見地は次の観光モデルコースがわかりやすいです。
★観光モデルコース(丹波市観光協会のサイト)
川代渓谷と化石発掘!丹波竜の里コース
https://www.tambacity-kankou.jp/model/no8.html
桜の名所・川代(かわしろ)渓谷の写真です。
1-丹波竜の里
*丹波竜の里には売店、トイレ、駐車場がありますが、売店等の営業については下記サイトをご覧ください。
*近くの公園に丹波竜の実物大模型があり、すぐそばを通るJR福知山線の車窓からも見えます。
★丹波竜の里かみくげ(かみくげは、旧村名の兵庫県氷上郡上久下村を意味します)
2-丹波竜の化石発見地
*化石発見地は丹波竜の里から近く(距離約500m)、舗装道路が通じています。
*化石発見地には入れませんが、付近の渓谷美や地層の傾きなどは十分見学できます。
*化石発見地のすぐそばに、旧上久下村営水力発電所の建物があり、内部の資料展示を見学できます(無料)。
次の写真の恐竜の絵の部分が丹波竜の化石発見地です。化石発見後に調査のため、他にも化石があると推定される地層を丸ごと採取したため、平坦な跡地が生じました。右上の建物は、旧上久下村営水力発電所です。流れている川は篠山川で、加古川の上流です。
もう1枚の写真は最初の写真の反対方向から撮ったもので、春には桜がきれいに咲きます。
3-丹波竜化石工房ちーたんの館
*丹波竜の里から、ちーたんの館へは距離約8kmです。車で移動する場合は、JR下滝駅の少し先を左折し県道77号線の新道(篠山川の南側を通る)を走ると快適です。JR下滝駅の少し先を直進すると県道77号線の旧道を走りますが、道幅が狭い箇所が多く、対向車とのすれ違いに要注意です。
*施設情報(住所、開館時間、入館料など)は次のサイトをご覧ください。
写真は、ちーたんの館の内部です。
★丹波竜化石工房 ちーたんの館
https://tamba-fieldmuseum.com/map/chitan
【参考】グーグル地図の航空写真
https://goo.gl/maps/vEC7tRbxurxBuj467
*航空写真を見れば、見どころの位置関係は一目瞭然です(ちーたんの館はさらに西にあります)。
*航空写真を拡大すれば、丹波竜の里公園の巨大恐竜像や、化石発見地跡の巨大な恐竜図が見えます。ただし、ストリートビューには巨大恐竜像は写っていません(2013年の撮影のため)。
*化石発見地は、旧上久下村営水力発電所跡の左下の恐竜の絵の部分です。
*丹波竜の里は、「元気村かみくげ」と表示されている場所です。
■人と自然の博物館 恐竜化石発掘の情報
丹波竜の発見については発見者の貢献はもちろんですが、発見場所の近くの三田市に博物館があり研究者がいたことが、迅速かつ学術的に的確な対応につながりました。
https://www.hitohaku.jp/research/kaseki-MIDASInews.html
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