■粒坐天照(いいぼにますあまてらす)神社
*粒坐天照神社は、兵庫県たつの市に鎮座する古社で播磨三大社のひとつです。
*現地では「りゅうざじんじゃ」とも呼ばれているそうです。
*播磨三大社
・伊和神社(いわじんじゃ)は、兵庫県宍粟市一宮町須行名にあり播磨国一宮です。
・海神社(わたつみじんじゃ)は、兵庫県神戸市垂水区宮本町にあり「かいじんじゃ」とも呼ばれます。
・粒坐天照神社は、兵庫県たつの市龍野町日山463にあります。
*筆者は粒坐天照神社に参拝したことがないので、令和7年1月7日(火)に初詣に行きました。
◆参考情報
*兵庫県たつの市の日山(ひやま、別名・白鷺山、標高121m)の中腹から山麓にかけて広い境内があります。所在地は、兵庫県たつの市龍野町日山463。
*主祭神は、天照国照彦火明神(あまてるくにてるひこほあかりのみこと)です。
*推古天皇2年(594年)の創祀と伝わる古社ですが、社地は変遷を繰り返し現在に至っています。
*社名の「粒(いいぼ)」は「揖保(いぼ)」の地名の語源とされます。揖保川、素麺の「揖保乃糸」などでも有名です。
◆交通費
*兵庫県三田市フラワータウンから公共交通機関で行く場合、速いのは神姫バスの三宮行き特急に乗り、三宮駅でJR新快速、姫路駅でJR姫新線に乗り換えて本竜野駅下車です。この場合の交通費は4,200円です。
*新神戸から姫路まで新幹線に乗ればさらに速く行けます。
*今回は、神戸電鉄の往復1,900円の「姫路おでかけきっぷ」を利用したので、フラワータウン駅からJR本竜野駅まで往復2,380円でした。この場合、フラワータウン駅から新開地駅まで神戸電鉄に乗り、新開地駅から姫路駅まで阪神・山陽の直通特急に乗ります。時間はかかりますが安いです。
■参考写真(写真をクリックすると拡大表示できます。2025/01/07撮影)
・パソコンよりもスマホの方が画素密度が高いためきれいに見えます。
・4Kテレビで見ると、くっきり鮮やかに見ることができます。
① 粒坐天照神社の手前の道標
*読みがローマ字表記なのでわかりやすいです。
②一の鳥居
*すぐ後ろに「二の鳥居」があります。
③一の鳥居の扁額
④一の鳥居前の説明板
⑤「神力稲(しんりきいね)紀功之碑」(下記は神社の栞から抜粋)
*明治期に、揖保郡中島村の丸尾重次郎により発見され、西日本の稲作作付を席巻した多収量米「神力」の顕彰碑です。
*碑文は当時の農商務大臣であった榎本武揚らよる揮毫です。
*神力稲の詳細は次のサイトをご覧ください。
⑥~⑦隋神門
⑧鳥居
*隋神門の右手に真新しい鳥居があります。名前は不明ですが、参道が並列して設けられていることになります。
⑨絵馬殿
*龍野藩主・脇坂家の絵馬をはじめ、大きい絵馬が多数奉納されています。
⑩~⑪龍野藩主・脇坂安宅公の奉納額と説明()
*中央下の絵馬は脇坂安宅公の奉納額です。
*2枚目の写真は奉納額の説明で、クリックすると拡大できます。
*脇坂安宅(わきさか やすおり)は、江戸時代後期の大名・老中、播磨国龍野藩9代藩主です。
⑫絵馬殿
*絵馬殿いっぱいの絵馬
⑬赤穂四十七士の絵馬
*説明は見当たりませんでしたが、図柄から判断しました。
*赤穂藩と龍野藩は隣り合わせの藩で、赤穂事件の城引き渡しの際には龍野藩主・脇坂安照が受城使を務めています。
⑭絵馬の部分拡大その1
*肉眼では読み取れなかった四十七士の名前が読み取れました。
*完全には読み取れなかった部分は次の赤穂市HPを参考にしました。
*左は大石内蔵助良雄、右は原惣右衛門元辰、右下は冨森助右衛門正因、左下は礒貝十郎左衛門正久(礒貝十まで読めます)
⑮絵馬の部分拡大その2
*左は吉田忠左衛門兼亮、右は大石主税良金、左下は大高源五忠雄、中央下は小野寺幸右衛門秀富
⑯絵馬の部分拡大その3
*左上は小野寺幸右衛門秀富、その右は小野寺幸右衛門秀富、その右は菅谷半之丞政利
*中段の中央は不破数右衛門正種、その右は早水藤左衛門満堯、その右は赤埴源蔵重賢、
⑰ 横から見た絵馬殿
*絵馬殿の左に拝殿があります。
⑱左が絵馬殿、中央が拝殿、右が本殿
⑲拝殿
⑳摂社
=以上=