不思議な話（ボランティア経験談） ～二度あることは三度ある～
■二度あることは三度ある
・日本には「二度あることは三度ある」ということわざがあり、よく使われています。
・これは偶発事象が、確率分布のひとつであるポアソン分布に従って発生するということであるようです。
・兵庫県三田市富士が丘の高齢者生活支援ボランティア団体の「ささえあいふじ」は、利用者増加の取組で不思議な経験をしましたのでご紹介します。
・利用者増加を目的として臨時チラシを発行したところ、臨時チラシを見ておられない方から支援依頼が連続して発生しました。
■ポアソン分布
◆航空機事故の例
・昔から、「航空機の墜落事故が1件起きると、2～3件続けて起きる」ということが言われました。
・次のサイトに航空機事故が連続発生した具体例が記載されています。
飛行機事故の発生確率 『ポアソン分布』: takusankanの周易占いノート
◆ポアソン分布の実例
・最初の右上の記述をご覧ください。
・これは、立命館大学 情報理工学部 知能情報学科のサイトです。
■ささえあいふじのボランティア活動での経験事例の詳細
★2024年6～7月の臨時チラシ配布にともない、次のとおり、信じられない不思議な事象が連続的に発生しました。
★おかげで閑古鳥が鳴いていたボランティア団体は忙しくなりました。
①ささえあいふじは三田市富士が丘において、ごみ出し、話し相手、草取り、灯油買物支援などの高齢者生活支援活動を行っています。
②2023年10月から支援活動の利用者が2人になり、2024年5月中旬には1人にまで減少し、そのまま6月に至りました。
③人件費が不要のボランティア団体としては、利用者数が少なくても直ちに困ることはありませんが、地域への貢献を志しているボランティアに取っては張り合いがありません。
④そこで、06/17(月)の定例会で次の検討を実施しました。
・三田市が公表している「行政町別年齢別人口構成表」を元に、フラワータウンの富士が丘と他地区の高齢者人口を調べたところ、富士が丘の高齢者数が特に少ないということはありませんでした。
・ということは、他地区と似たような支援活動の要求があるだろうと思われます。
・支援が必要であっても、遠慮して支援要請されない方が多いのではないかと考え、臨時にチラシを配布することにしました（高齢者が特に少ない丁目は除く）。
⑤06/18(火)に臨時チラシ約2000枚を印刷、06/19(水)に配布担当会員宅に臨時チラシを運搬、06/20(木)に富士が丘地区のお宅へ配布開始しました。
⑥06/28(金)に6丁目の方からごみ出し依頼あり。きっかけは臨時チラシではなく、困ったら頼むつもりで保管していた3月発行のカラー版チラシを見て連絡したとのことでした。草取りも依頼があり、猛暑が和らいでから実施することでお引き受けしました。ごみ出しは07/01(月)から開始。
⑦06/28(金)から次々に臨時チラシとは無関係に依頼があり大変驚きました。ポアソン分布の各事象はそれぞれが独立した偶発事象で、事象間に何の関係もないので、これは驚くことではありませんが、非常に不思議に感じました。
⑧06/30(日)に6丁目の方から水やりの依頼あり。この方は昨年も水やりを利用された方でした。
⑨07/03(水)に1丁目の方から窓拭きの依頼あり（後日キャンセル）。この方も3月発行のカラー版チラシを見て連絡したとのことでした。
⑩07/14(日)に6丁目の⑥の方から折畳ベッド移動（2F→1F）の依頼あり。07/16(火)に実施済み。
⑪07/21(日)に1丁目の方からごみ出しと水やりの依頼あり。この方もきっかけは臨時チラシではなく、困ったら頼むつもりで保管していた3月発行のカラー版チラシを見て連絡したとのことでした。07/22(月)にごみ出し開始。07/25(木)に水やり開始。
⑫07/29(月)に3丁目の方から、臨時チラシを見たとのことで草取りの依頼あり（臨時チラシの効果第1号です）。猛暑が和らいでから実施することでお引き受けしました。
★07/31(水)現在で定常的なごみ出しや水やりの支援利用者は3人（支援項目別では4人）です。
★毎週2回のごみ収集日ごとにごみ出しをすると、1人の利用者に対する年間の支援件数は約100件になります。
■参考：ささえあいふじチラシの実物
・下記の2種類のチラシの内容は整合性が取れており、どちらをご覧になっても問題はありません。
・内容は①の方が詳しく、②は①の一部抜粋です。
①２０２４年３月発行のカラー版チラシ
ささえあいふじ ～高齢者生活支援ボランティア 2024.02.16更新～
②２０２４年６月発行の臨時チラシ（白黒印刷）
＝以上＝