中山寺の初詣(後編) ~日本最初の厄神明王を祀る奥之院~
■中山寺(なかやまでら、兵庫県宝塚市中山寺2丁目)
・令和5年1月4日(水)に大本山中山寺へ初詣に行ったところ、年初とあってたくさんの人が訪れていました。
・初詣の様子を前編と後編に分けてご紹介します。
・前編は中山寺参拝と、奥之院への道の途中までの記録です。
・前編には、華やかな中山寺の初詣風景や、途中で遭遇したソウシチョウの写真が含まれています。
・後編は、その後の道中や奥之院の風景、さらに下山までの記録です。
★中山寺HP
大本山 中山寺|安産祈願・子授祈願|兵庫県宝塚市のお寺 (nakayamadera.or.jp)
・中山寺は古刹にして巨刹なので、由緒や堂塔伽藍その他の説明はホームページをご覧ください。
■参考写真(写真をクリックすると拡大表示できます。2023/01/04撮影)
【前編から続く】
①奥之院への山道(七丁の手前)
・歩きやすい道です。
②七丁の丁石
・中央に石仏が小さく写っています。
③九丁の石段
・つまづいたり踏み外すと危険です。杖やストックがあると助かります。
④十丁の手前の急で長い石段
⑤十丁の夫婦岩園地からの展望
・大阪の高層ビル群が見えています。
・上段の右端は、ビルとしては日本一の高さ300mを誇るあべのハルカスです。
⑥十丁の夫婦岩園地からの展望
・大阪国際空港(伊丹空港)が見えています。
・後は生駒山(いこまやま、642m)です。
⑦夫婦岩
⑧十二丁の丁石を過ぎたところ
⑨奥之院と中山最高峰への分岐
・十四丁の丁石の手前です。
・中山最高峰へは奥之院経由でも行けます。
⑩六地蔵
・赤い前掛けに地蔵菩薩と書かれています。
⑪厄神明王聖徳太子御修法地
・岩の上部に不動明王像が見えています。
・そばに十七丁の丁石があります。
・中山寺奥之院には日本最初の厄神明王が祀られています。
⑫~⑭宇多天皇御自彫天神
・石碑には「宇多天皇御自彫天神」と刻まれていますが、説明がなく、ネットで調べても由来がわかりませんでした。
・菅原道真は宇多天皇に重用され右大臣にまで昇りつめますが、藤原氏の讒言により太宰府に左遷され失意のうちに亡くなります。その直後から、藤原氏の跡継ぎが立て続けに早死にし、都に天変地異が続発します。これが菅原道真の祟りと考えられ天神として祭られました。
・したがって、宇多天皇が天神像を彫られても不思議ではありませんが、その天神像がなぜ中山の山中にあるのかがわかりません。
・大岩の表面に衣冠束帯姿の公卿らしい人物が彫られています。
⑮奥之院の手前
⑯奥之院の厄神明王の扁額
・中山寺奥之院には日本最初の厄神明王が祀られています。
⑰大悲水
・諸疫を祓うご利益があるとして持ち帰る人が多いそうです(生水のままでは飲めません)。
⑱奥之院
・奥之院は中山寺開創の地です。
【以下の写真は下山時に撮影】
⑲「是より東南放生地」の碑と石仏
・付近は谷側が切れ落ちているので要注意です。
⑳夫婦岩園地からの展望
・太陽の位置が変化して山並が見えやすくなっていました。
・中段左は大阪駅周辺の高層ビル群で、その後ろの二瘤の山は二上山(にじょうさん、517m)です。
㉑夫婦岩園地からの展望
・中段左にあべのハルカスが見えます。
・後方の山は、左が葛城山(かつらぎさん、959m)、右が金剛山(こんごうさん、1125m)です。
㉒二丁の丁石
・道標や登山の注意等があります。
前編へは次をクリックしてください。
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