網引湿原 ~珍しいハッチョウトンボやトキソウが生息~
■網引湿原(あびきしつげん)
兵庫県加西市網引町の南部に位置する網引湿原は兵庫県最大級の湿原です。見学可能な湿原のうち最奥の第3湿原までの歩道はほぼ平坦なので行きやすいです。
網引湿原には珍しい動植物が生息していますので、次の資料をご覧になってから訪問されることをおすすめします。場所の略図も含まれています。見学は無料です。資料にはトイレがないと記載されていますが、現在は真新しいバイオトイレが設置されています。
湿原に入る前に、外部から植物の種を持ち込まないために、水流で靴底を洗うようになっています。木道は歩きにくいこともあり、長靴や登山靴を履くことをおすすめします。
以下の参考写真は、令和2年6月7日(日)に撮影したものです(カメラはNIKON COOLPIX B500を使用)。
人と自然の博物館のサイトにある資料です。
★あびき湿原って凄い!!
https://www.hitohaku.jp/publication/book/kyousei11-p74.pdf
■参考写真(写真をクリックすると拡大表示できます。2020/06/07撮影)
1-網引湿原の入口
ここが一般車が入れる最終地点で、すぐ手前に駐車スペース(6台分)があります。満車の場合は「300m北側の公会堂に止めてください」との注意書があります。
2-新池
湿原は右の山の向こう側にあります。
3-バイオトイレ
4-獣害防止ゲート
訪問者は自分で開閉します。
5-古墳?
6-網引湿原の説明板
7-湿原への道
8-湿原の直前
9-靴底の洗い場
目の前の流れで靴底を洗います(外部から種が入るのを防止するため)。
10-第1湿原入口
木道が見えています。
11-木道
歩きにくいので落ちないように注意します。
12~13-ノハナショウブ(野花菖蒲)
ハナショウブの原種です。
14-奥池
第1湿原と第2湿原の間にあります。
15-説明板
第2湿原の入口の説明板です。現在見学可能なのは、①第1湿原、②第2湿原、③第3湿原です。
16-第2湿原の入口付近
17~18-八ッチョウトンボ(八丁蜻蛉)
体長約20mmで1円玉よりも小さいです。赤色は雄です。
木道に近い位置に止まっているトンボを撮りましたが、撮影はなかなか難しかったです。トンボは約1m離れた位置に止まっており至近距離での接写はできません。そこで、マクロモードのままで離れた場所からピントを合わせて「遠隔接写」とでもいうべき方法で撮影しました。
19~24-トキソウ(朱鷺草、鴇草)
日当たりのよい原野、湿地に生えます。名前は花の色がトキ色であることに由来します。
トキソウの花はハッチョウトンボよりも小さいですが、幸いにも木道のすぐ近くに咲いていたので接写できました。
25-第3湿原の端から第2湿原方向を撮影
草原の白い点々はトキソウの花です。膨大な数の花が咲いていました。
26-ササユリ
第3湿原の真ん中に1輪だけ咲いていたササユリです。
このササユリは横顔しか見えないのですが、強風が吹いていて時々こちらを向きました。そこで、こちらを向いた瞬間にシャッターを押しました。花が遠いので、光学40倍ズームとデジタル2.2倍ズーム(両方で88倍)で撮影しました。35mmカメラに換算すると1980mmズームに相当します。それでもぶれることなくきれいに撮れました。日本製カメラの精巧さに脱帽です。
27~28-ササユリ
靴底の洗い場近くに咲いていたササユリの花です(湿原のネット内に合計6輪咲いていました)。
=以上=