5月下旬の宝塚西谷の森公園 ~雁皮、夏櫨咲く~
■兵庫県立宝塚西谷の森公園
2020/05/19(火)から一部開園しており、05/21(木)に兵庫県は緊急事態宣言が解除になりましたので、久しぶりに05/24(日)に宝塚西谷の森公園を訪れました。
西の谷の農舎から馬の背を通って展望台への道を歩いたところ、ガンピ(雁皮)の花が多数咲き、ナツハゼ(夏櫨)の可憐な花も咲いていました。
視程がよくて、展望台からは六甲山地や北摂の山並がよく見えました。天気も好く、新緑の間を歩くのは気分爽快でした。
最近は目が慣れて来たのか、筆者はコナラの小さい虫こぶや、シロシタホタルガの幼虫がよく目に付くようになりました。
今回は歩行中にすぐ横で、木の枝から糸でぶら下がっている小さい幼虫(毛虫)をシオカラトンボが取り去る瞬間を目撃しました。咬み付いたのか足でつかんだのかまではわかりませんが。
■参考写真(写真をクリックすると拡大表示できます。2020/05/24撮影)
1-タンナサワフタギ(耽羅沢蓋木)
2-シロシタホタルガの幼虫
直前の写真とは別の低木の葉にシロシタホタルガ(白下蛍蛾)の幼虫がいました。派手な色なので見つけやすいです。この写真には2匹写っていますが、他にもいました。たくさんの幼虫が食べるので、写真の左下の葉は見るも無残な状態です。
3~4-虫こぶ
コナラの木にできた虫こぶのナラハスジトガリタマフシであるようです。下の写真は、左下と右上の合計2個の虫こぶが写っています。
5-馬の背
写真には写っていませんが、家族連れが歓声をあげながら通過していました。
6~8-ガンピ(雁皮)
西谷の森にはたくさんのガンピの木があります。ガンピは奈良時代から和紙の原料として使われています。
9~12-ナツハゼ(夏櫨)
低木に小さい花が咲いているので、よく見ないと見つけにくいです。
13-カナメモチ(要黐)?
14-展望台から東の風景
中段右の建物は宝塚市大原野の宝塚シニアコミュニティ、後方左の高い山は大阪府能勢町の妙見山(みょうけんさん、660m)です。
15-展望台から北西の風景
中央は三田市の千丈寺山(せんじょうじさん、590m)です。
16-展望台から南東の風景
上段中央は宝塚市の大峰山(おおみねさん、552m)、左は古宝山(ふるぼっさん、459m)です。
中段左は宝塚西谷の森公園内の東の尾根、右は公園内の保与谷池(ほよたにいけ)です。
17-展望台から北北西の風景
正面は三田市最高峰・三国ヶ嶽(みくにがたけ、698m)とその山塊です。
18-展望台から北北西の風景
後方の山並は左端が峯ヶ畑(みねがはた、660m)、右端が三国ヶ嶽で、言うならば「三田の屋根」です。右の大きく高い山は大船山(おおふなやま、653m)。
19-コツクバネウツギ(小衝羽根空木)
20-東の尾根
新緑の真っただ中を進みます。
21-コアジサイ(小紫陽花)
22-タニウツギ(谷空木)
23-オニドコロ(鬼野老)
垂れ下がっているのはオニドコロの雌花序で、小さい花が付いています。
=以上=