摂丹境の愛宕山 ~山歩きとミツマタの花~
■愛宕山(あたごさん、648m)
愛宕山は全国各地にありますが、今回は兵庫県三田市・丹波篠山市の境にそびえる愛宕山についてご紹介します。
摂丹境の愛宕山は急峻で、かつて麓の太平山龍蔵寺(りゅうぞうじ)による修験道の修行場として栄えました。
愛宕山の登山道は、東・中央・南の3ルートがあります。今回は急な中央ルートを登り、ミツマタ(三椏)の花咲く東ルートを下りました。
中央ルートは急登の2箇所に長いロープが設置され、ロープを頼りに登るので慣れない人には危険です。特に降雨時や降雨直後は避ける方が無難です。この区間は滑りやすい土の急斜面で、手掛かりになる立木などが非常に少ないです。
登山する場合は、事前にネットの登山経験談を調べて準備することをおすすめします。
■参考写真(写真をクリックすると拡大表示できます。2020/04/03撮影)
*この日に山中で出会ったのは男性登山者1人だけで、ロープ区間ですれ違いました。登山口までマイカーで行ったので、密閉・密集・密接の三密の状態は皆無です。
1-龍蔵寺駐車場の案内板
2-愛宕山の登山ルート説明板
3-龍蔵寺の山門
4-龍蔵寺の本堂
5-中央ルートの登山口
急な石段が延々と続きます。
6-中央ルートの登山道
7-石仏
8-石垣
石垣の上に大きい建物があったと思われます。
9-石段
石垣の上の広場へ登る石段です。崩れないようにロープが張られています。石の鳥居の後に愛宕堂へ直登する石段が見えています(危険なので通行禁止)。
10-石仏と石の鳥居
11-愛宕堂への石段(通行禁止)
12-船坳口(ふなさかぐち)
愛宕堂と山頂への分岐です。今回はまず愛宕堂へ行き、ここへ戻って山頂へ向かいました。
13-愛宕堂
勝軍地蔵が祭られています。
14-愛宕堂前から見た通行禁止の石段
15-山頂への急な尾根
16-最初のロープ
ゴム引き軍手を装着して登りました。
17-2番目のロープ
急なので足が滑りやすいです。
18-東ルートとの合流点の標識
入山規制や狩猟期間の注意が記載されています。本来登山口に設置されるべきですが、予算が標識1枚分しかなかったのかな?
19-頂上直前の登り
20-頂上から北の展望
正面右は多紀連山の最高峰・三岳(みたけ、793m)、左の高峰は西ヶ嶽(にしがたけ、727m)です。中央に王地山公園のある王地山が見えています。
21-頂上から北の展望
篠山城跡付近をズーム撮影した写真で、桜の篠山城跡、田園交響ホール、丹波篠山市役所などが見えています。
22-頂上から北西の展望
中央左上に金山城跡、その左上に朝来・丹波市境の粟鹿山(あわがやま、962m)が見えています。
23-愛宕山頂上(648m)
三角点はありません。左下の石には「図根」と表示されています。
24~26-ミツマタ(三椏)
東ルートの下部はミツマタの大群落がしばらく続きます。斜面全体がミツマタの花で埋め尽くされていました。
=以上=