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(富士が丘、上深田、池尻)

2025年 5月 11日 日曜日

【提案】落雷事故の防止方法 ~ある登山者の体験~


投稿者:ささえあいふじ

2025年5月6日作成

2025年5月12日改訂

 

【提案】落雷事故の防止方法 ~ある登山者の体験~

■当情報はURLはそのままで表題のみを変更したため、検索エンジンで検索困難になっていました。

そのため、改めて表題を変えて新規に投稿しました。URLも新しくなりました。

*下記の青色文字をクリックまたはタップするとリンク先の内容が表示されます。

 

 

■落雷事故は防止できる

*雷注意報に先立って、最も早く発表される「気象情報」を活用すれば、落雷事故を防げる可能性が高くなります。

 

◆気象情報とは

*気象情報とは、警報・注意報に先立つ注意喚起や警報・注意報の補足などのための情報です。

*気象情報の発表後に警報・注意報が発表されることが多いです。

*発表事項がない場合は発表がありません。

気象情報 (警報・注意報に先立つ注意喚起や警報・注意報の補足など) | 気象庁

 

◆気象情報の見方

*次のリンク先で都道府県ごとの気象情報を検索できます。パソコンやスマホで簡単に検索可能。

*1~2回やってみれば、約1分で検索し内容の読み取りができるようになります。

気象庁|気象情報

 

 

■気象情報を見て的確に対応していたら、落雷事故を防止できたと思われる具体例

*下記2件の重大事故も、気象情報を見て対応していれば防止できた可能性が高いです。

*下記2件の共通点は、早くから気象情報で落雷に注意との指摘があり、雷注意報が発表され、さらに雷ナウキャストによると落雷の前から上空が雷雲(雷活動度1)に覆われていたことです。

*具体的には次のリンク先をご覧ください。当時の気象情報と雷ナウキャスト画面が気象庁のサイトから転載してあります。

 

★2025年4月10日・奈良市での落雷事故

【落雷事故】心肺停止1人・救急搬送6人 ~奈良市にてサッカー部活動中~

05:49 突風と降ひょう及び落雷に関する奈良県気象情報 第1号発表

雷注意報は早朝から発表

15:38 突風と降ひょう及び落雷に関する奈良県気象情報 第2号発表

17:50頃 グラウンドへの落雷発生

 

 

 

 

 

★2024年4月3日・宮崎市での落雷事故

【落雷事故】心肺停止2人・他に救急搬送16人 ~宮崎市のサッカー場~

2日の11:00 落雷と突風に関する宮崎県気象情報 第1号発表

宮崎県では、3日明け方から4日にかけて落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨に

注意してください。今後、発表する注意報、気象情報に留意してください。

※気象情報はその後、落雷発生までに2日の16:05、3日の05:17に発表されました。

2日の15:55 雷注意報発表、3日の21:20に解除

3日の14:40頃 グラウンドへの落雷発生

 

*宮崎市での事故後、宮崎県教育委員会の依頼により、宮崎地方気象台が作成した次の動画はぜひご覧ください。気象情報についても説明があります。

【動画公開】落雷及び熱中症への対応について ~宮崎地方気象台・作成~

 

 

■関係者の総力をあげて児童・生徒の落雷事故を防止するための提案(学校のケース)

*素人の提案なので、実際の運用はそれぞれの事情を踏まえてお考えください。

*先生に全責任を負わせるかのような風潮は疑問に思います。

 

◆保護者

*生徒の登校前に気象情報を確認して、「今日は落雷があるかも知れないので、建物の外に出ないように」と伝える。先生にも伝えるように言う。

*雨が降りそうな場合に「傘を持って行きなさい」というのと同じことです。

 

◆生徒

*保護者または先生が気象情報や雷ナウキャストのスマホでの見方を教える。長い人生を送る生徒にとっては、生涯にわたって役立つ知識です。

*スマホが使える場合は、気象情報を見て落雷の可能性があれば先生に伝える。

*気象情報で落雷の可能性が指摘されていて、上空に雲がある場合は屋外活動を避けるよう先生に伝える。

*上記の重大事故は2件とも、落雷事故の被害者が高校のサッカー部員でした。高校生であれば、気象情報や雷ナウキャストの理解力も十分あるはずなので、落雷事故防止の知識を持ち日常の練習に活用する。

 

◆先生

*毎朝、気象情報、気象警報・注意報を確認して、必要な対応を行う。

*気象情報や雷注意報で落雷の可能性が指摘されている場合は、継続的に時々雷ナウキャストで雷雲や落雷の発生状況を確認する(慣れればごく短時間で確認可能)。上空に雲が広がっている場合は屋外活動を避ける。

 

 

 

 

◆最後に

*毎朝の確認は大変かもしれませんが、万一事故が発生した場合の悲しみ・精神的苦痛と、対応に必要な膨大な時間と労力を思えば、毎朝の確認の習慣を持つ方がよいでしょう。

何よりも児童・生徒の命を守ることは最優先です。

*気象情報の予測はまれに外れる場合もありますが、効果の大きさを考えるとやむを得ません。

 

*気象情報で落雷の可能性が指摘されている日は、雷ナウキャストで雷雲の動きを見るようにします。

*筆者は、雷注意報が出ているときは、外出前に雷ナウキャストを見るようにしています。スマホで1分あれば確認できます。

*雷ナウキャストは1時間先までの雷雲の活動状況を表示できます。広い範囲の地域の雷雲の動きや活動状況を見れば、1時間以上先のおおよその状況を予測できます。

気象庁 | 雨雲の動き・雷活動度・竜巻発生確度(ナウキャスト)

 

*筆者は、過去20年あまりの登山に気象情報を活用しており、落雷や大雨などの恐れがある場合は登山を中止しています。おかげで日帰り登山中に雷に遭ったことはなく、仲間も本人も高齢の現在まで無事です。

*登山は出発が早いので、警報・注意報が発表されてから判断するのでは遅すぎます。早いタイミングで発表される気象情報は役に立ちます。

 

 

本件のお問合せ先: 090-8522-1843 前田 (富士小校区まちづくり推進協議会)

 

=以上=

 

■印刷用PDF

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=以上=