刀田山鶴林寺 ~聖徳太子ゆかりの古刹~
■刀田山鶴林寺(とたさん かくりんじ、兵庫県加古川市北在家)
・鶴林寺は587年に聖徳太子御創立という古刹です。
・全盛期に比べると衰微したとはいえ、現在も多数の伽藍や文化財を有し、「播磨の法隆寺」と呼ばれています。
・壮大な本堂と、桧皮葺きの太子堂は国宝です。
・太子堂の壁画は1976年(昭和51年)に赤外線写真撮影によって発見されたもので、極彩色の壁画を復元した太子堂須弥壇が宝物館に展示されています。なかなか美しい絵です。
※紅葉は少ないです。
【余談】
・江戸時代後期の作家・上田秋成の怪異小説『雨月物語』の「吉備津の釜」に、怨霊にとりつかれた男が「刀田の里」の陰陽師に助けを求める場面があります。刀田山鶴林寺は有名だったことがわかります。
★鶴林寺HP
■参考写真(写真をクリックすると拡大表示できます。2022/11/27撮影)
①仁王門
・右の石柱に「聖徳皇太子御霊蹟」と刻まれています。
②仁王門前の石柱
・直前の写真の石柱の側面に「日本佛法最初 旧四天王寺刀田山 鶴林寺」と刻まれています。
③仁王門
・左に三重塔、門の奥に本堂の一部が見えています。
④仁王門の仁王像(吽形)
⑤仁王門の仁王像(阿形)
⑥三重塔
⑦~⑨本堂
⑩太子堂
・桧皮葺の優美な御堂です。
・後方は工事中の鐘楼の覆いです。
⑪諸堂
・右から、太子堂、本堂、講堂、常行堂です。
⑫~⑮境内の色付いた樹々
⑯~⑱三重塔
⑲新薬師堂
・中央は薬師如来、脇侍は右が日光菩薩、左が月光菩薩、両側に十二神将が並んでいます。
⑳常行堂(左)と本堂(右)
㉑護摩堂
・左後は塔頭の真光院です。
㉒塔頭の宝生院
㉓鶴林寺宝物館
・多数の仏像や絵画などの文化財が収蔵されており一見の価値があります。
=以上=