ウワミズザクラ(上溝桜) ~白いブラシのような花が咲くサクラの仲間~
■ウワミズザクラ(上溝桜)
・バラ科ウワミズザクラ属の落葉高木で樹高は10~15mになります。
・ソメイヨシノなどの桜が咲き終わる頃に咲きます。
・日当たりのよい谷間や沢の斜面などに生える木で、三田市フラワータウンでは北側急斜面でよくみられます。
・白いブラシのような花が木全体に咲きます。日光が当たるとよく見えますが、曇天や日陰では見えにくいです。
【古代の亀卜、鹿卜との関係】
・古代に亀の甲や鹿の肩甲骨を焼いて占いをするときに、この木を使ったことから上溝桜(ウワミゾザクラ)、さらに変化してウワミズザクラという名前になったそうで、古事記に記載された古名は「波々迦(ははか)」です。
・亀卜(きぼく)は亀の甲、鹿卜(ろくぼく)は鹿の肩甲骨を用います。
・次のサイトが参考になります。
★樹木シリーズ⑫ ウワミズザクラ
・植物としてのウワミズザクラについても詳しい説明があります。
樹木シリーズ⑫ ウワミズザクラ| あきた森づくり活動サポートセンター (forest-akita.jp)
★ウワミズザクラ(広島県熊野町HP)
ウワミズザクラ|熊野町 (town.kumano.hiroshima.jp)
■兵庫県三田市フラワータウン周辺のウワミズザクラ
・過去に撮った写真が富士が丘ポータルサイトに多数あります。
・次のサイトのサイト内検索の窓に「ウワミズザクラ」と入力して検索してください。
富士が丘ポータルサイト (sanda-fujigaoka.com)
・今回の写真は三田市富士が丘4丁目の北端遊歩道と池尻川沿いを歩いて撮影しました。
・ウワミズザクラの花をクローズアップした写真に、アリなどの昆虫が来ているケースが多く見られます。花に蜜があるためです。
・ウワミズザクラの実は食用になり、鳥類やツキノワグマなどの大好物です。
■参考写真(写真をクリックすると拡大表示できます。2022/04/17撮影)
【富士が丘4丁目北端道路沿い】
①陽光を受けて青空に映えるウワミズザクラは美しいです。
・この木はまだ若い木で花が密集していません。
②左端の花に虫が来ています。花に蜜があるので虫が来ます。
③~④
・同じ花をズーム撮影したところ、1分後の写真④にアリと昆虫が写っていました。
・アリは③にも写っていますが位置が異なっています。
⑤この花にもアリが来ています。
⑥総状花序
・1個の花は5弁で、ブラシのように見えるのは雄蕊です。
⑦この花にも昆虫が来ています。
【池尻川沿い-1】
⑧まだ花が十分開花していないウワミズザクラです。
⑨花が多数咲いたウワミズザクラ
・ウワミズザクラとしては大きい木で、花がたくさん咲いていました。
⑩直前の写真⑨の拡大写真(⑨とは別の部分)
【池尻川沿い-2】
・以下はウワミズザクラの高木の写真です。
・この木は、富士が丘6丁目バス停(コスモスの東側)の東側の坂道を池尻川へ下った地点の橋の近くにあります。
⑪ウワミズザクラの高木
・橋の上から見た高木で、右から2つ目の鮮やかな新緑の木です。
⑫高木の全体写真
⑬高木の上部(クリックすると通常よりも大きく拡大できます)
⑭~⑮高木の一部を撮った写真です。
=以上=