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(富士が丘、上深田、池尻)

2021年 10月 25日 月曜日

リハビリ体験談 ~リハビリは神仏の技~


投稿者:ささえあいふじ

■はじめに

・筆者は突然の脳梗塞発症により約2ヶ月間入院しました。幸いにも脳梗塞としては軽い部類で、主に右手と右腕が動かなくなったため、リハビリを受けてほぼ全快に近い状態まで回復しました。

・脳梗塞の引き金は便秘で、トイレでかつてないほど気張った(力んだ)ことです。便秘は解消したもののその直後から手が動かなくなりました。

・退院後、知人から「リハビリは大変だったのではないか」とか「リハビリはつらかっただろう」という声を多く聞いたため、体験談をお知らせすることにしました。

 

 

■三田市民病院から、さんだリハビリテーション病院へ

・三田市民病院受診時に医師から「早くリハビリを始める方がよい」、「市民病院よりもリハビリ専門病院の方がリハビリ時間を多く取れるので早く転院する方がよい」との話があり、市民病院の地域連携室のお世話で転院先を調整いただきました。

・もちろん、市民病院でも専門の療法士による熱心なリハビリ指導を連日受けました。

・調整の結果、1週間後に三田市富士が丘5丁目のさんだリハビリテーション病院へ転院できました。

・医師や療法士の所見は、さんだリハビリテーション病院へきちんと伝えられていました。

 

 

■さんだリハビリテーション病院でのリハビリ

★写真はバス道付近から撮った「さんだリハビリテーション病院」で、真ん中の大きく見えるガラス張りの部分がリハビリテーションルームです。

・当病院は60床あるリハビリ専門病院で、医師・看護師・介護士の他に多数の療法士がいます。

・療法士には、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士があって、いずれも国家資格を持つリハビリ専門家です。

・リハビリに休日はなく、連日、2~3時間のリハビリを受けました。

 

【理学療法士】

・理学療法士は、立ち上がる、起き上がる、歩く、寝返るなど、身体の基本動作のリハビリを実施します。

・筆者の場合は右肩が下がっている、左右の足のバランスが崩れているという指摘を受け、これらを正常に戻すリハビリを継続して受けました。筋トレやストレッチポールを利用しての訓練も実施しました。

・自立歩行できていたので、足に影響があるとは想像もしませんでしたが、脳梗塞の影響は広範囲に及んでいました。

・毎日繰り返しての訓練により、右肩も左右の足のバランスも回復しました。

・左右の足を交互に出しながら直線上を進む継足や、横方向に進むクロスステップは難しかったですが、徐々に上達しました。

・リハビリ中に患者がふらつくと、療法士が間髪を入れず支えてくれました。見事な対応です。

・療法士同行で、病院敷地外への散歩があり、訓練の他に気分転換にもなったので、筆者にとっては楽しみでした。

 

【作業療法士】

・作業療法士は、仕事や家事に復帰できるよう身体の応用動作のリハビリを実施します。

・開かなかった右手が開き、動かなかった指や関節が動くように、繰り返し施術・訓練を実施してくれました。

・療法士は手や指の筋肉や関節について熟知しており、いろいろな小道具や電気治療器を駆使してリハビリを行います。

・筆者は家族に百円ショップでおはじきとビー玉を買って来てもらい、右手の自主トレを行いました。おはじきが指で摘まめるようになったときは嬉しかったです。リハビリでは患者本人の回復意欲が強いほど、早く効果が出るそうです。

・箸の使い方や筆記具の持ち方も懇切丁寧に繰り返し指導を受け、動かなかった右手で食事したり字を書けるまでに回復しました。

 

【言語聴覚士】

・言語聴覚士は言語能力や聴覚能力の回復に必要なリハビリを実施します。

・今回は言語能力や脳の判断力・記憶力などをチェックしてくれましたが、筆者は幸い異常ありませんでした。

 

【リハビリはつらい?】

・リハビリで療法士が筆者の手、指、腕、足などを動かす都度、「痛くないですか」とか「疲れていませんか」などと声をかけてくれました。筆者がリハビリで痛みを感じたことは皆無でした。

・リハビリのつらさは特に感じませんでした。気楽にリラックスしてリハビリができました。

・リハビリ中は療法士と雑談しながら手足を動かすことも多くて、長い入院の息抜きになりました。

 

 

■病院生活(さんだリハビリテーション病院)

・1日3食は病院食で間食はありません。空腹で困りましたが、食事は治療の重要な要素なので、これで約2ヶ月を過ごしました。おかげで退院時の体重は約5kg減少していました。

・6時起床、22時消灯の生活を続けたおかげで早寝早起きが身に付きました。

・脳梗塞は生活習慣病と言われますので、間食なしで少なめの食事や、早寝早起きの習慣は効果が大きいと思います。

・フロは週2回入れました。筆者は介助不要だったので、家庭用と同じフロに独りで入りました。

 

 

■リハビリは神仏の技

・筆者は若い頃、家族で四国八十八ヶ所を巡拝しました。信仰心からではなく、高松に赴任していた機会に、掛軸への集印と名所巡りを兼ねた気楽な旅でした。

・このとき読んだ本に、身体不自由な人が四国八十八ヶ所巡拝によって、突然歩けるようになったり目が見えるようになったなどの事例が少なくないと書かれていました。

・医学が発達していなかった昔は、脳梗塞その他による身体の不具合を治す方法はなく、神仏にすがるしかありませんでした。

・医学が発達した現代では、国家資格を持つ療法士によるリハビリのおかげで、身体の不具合が治るようになっています。

・筆者は今回、長期間にわたって真剣かつ熱心にリハビリに取り組む療法士の姿に感銘を受け、「リハビリは神仏の技」と言っても過言ではないと感じました。

 

 

■脳卒中(脳出血・脳梗塞)への対応

★2021/10/17付の神戸新聞に、発症から4時間半以内に血栓を溶かす点滴薬「tPA」を投与すれば後遺症の危険を遠ざけ、回復する可能性が高まるという記事があります。詳しくは下記リンク先をご覧ください。

脳卒中から家族守る 介護予防プロジェクト、受講児童1万人に

★手足が動かない、ろれつが回らないことがあれば、すぐに救急車で病院へ行くことが推奨されています。

 

=以上=