深田池のオシドリ ~鴛鴦の楽園~
■深田池(兵庫県三田市富士が丘)
深田公園内のため池である深田池には、冬にオシドリ(鴛鴦)が飛来します。オシドリは渡り鳥ではなく漂鳥なので、日本国内の高い山や遠くからやって来るのかもしれません。
深田池は地形図を見ると、おおざっぱには110m×220mの長方形で、面積は約2.4haです。非常に大きい池ではありませんが、三方がフェンスで囲まれ、残る一方には高さ約10mの崖があります。崖には樹木が繁茂し池面に張り出していて水鳥の格好の隠れ家になっています。
オシドリは、森林に囲まれた山の湖や池、木の陰の水面を好むそうなので、深田池はオシドリ好みの池なのでしょう。
令和2年12月23日(水)の朝に深田池へ行ったところオシドリを見ることができました。どうぞ写真をご覧ください。
オシドリの総数は不明ですが、深田池にはかなりの数がいるようでした。
■参考写真(写真をクリックすると拡大表示できます。2020/12/23撮影)
①~③湯気の立つ深田池(午前8時撮影、三田の気温はマイナス2.6℃)
水温が気温よりも高いために湯気が出ています。水面に日光が当たり始めると、湯気はなくなりました。
④カワセミ(翡翠)
筆者の隣で鳥の写真を撮っていた人が、カワセミが止まっている位置を教えてくれたので撮影できました。
⑤~⑨オシドリ(鴛鴦)
崖の樹木の下にオシドリがいました。色が華やかな方が雄で、地味な方が雌です。
⑩バン(鷭)
⑪~⑬カモ
⑭~⑯オシドリ
写真⑯では崖から離れた水面にオシドリの一団が出ていました。
⑰崖の樹木
深田池の北西側に崖があります。崖の下の樹木と水面の間に空間があって、水鳥のシェルターになっています。
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