展望絶佳・加西アルプス ~爽快な岩尾根歩き~
■加西アルプス
兵庫県加西市の善防山(ぜんぼうやま、251m)、笠松山(かさまつやま、244m)は、岩肌が露出した険しい山容を持つことから加西アルプスと呼ばれています。山中には古い歴史を持つ古法華寺(ふるぼっけじ)があります。
山城跡の善防山頂上部は広々としていて360度の展望を楽しむことができます。そそり立つ笠松山頂上の展望台もすばらしい展望です。
岩尾根、吊橋、鎖場がある加西アルプスは山歩きの楽しさを実感できます。低山ですが、険しい山なので十分注意して行動する必要があります。降雨時や降雨直後は岩が滑りやすいため避ける方が無難です。
★加西アルプス
https://kanko-kasai.com/navisite/wp-content/themes/kasai/common/img/main/trekking/07.pdf
■参考写真(写真をクリックすると拡大表示できます。2020/11/03撮影)
①加西アルプス(善防山~笠松山)トレッキングマップ
②善防公民館
広い駐車場とトイレがあり、目の前が善防山の大手門登山口なのでハイキングに便利です。
③登山道から見た善防公民館
④登山道から見た六甲山地
⑤善防山頂上
かつて山城があった頂上部は、急峻な山の上とは思えないほど広いです。
⑥善防師城の図面
今回は図の左上から登って来て、左下へ進みました。
⑦善防師城の説明板
⑧善防山の北側の展望
上段左の高峰は笠形山(かさがたやま、939m)、右端の高峰は千ヶ峰(せんがみね、1005m)です。笠形山の下に見える街並は加西市の中心部です。
⑨善防山の北北東の展望
中段左の三角形の山は鎌倉山(かまくらやま、452m)で、播州地方で多数の寺を開いた法道仙人終焉の地と言われています。
⑩善防山の北東の展望
上段の最高峰は西脇・丹波篠山市境の西光寺山(さいこうじさん、713m)です。中央下の建物群は加西工業団地です。
⑪善防山の南南西の展望
上段は淡路島、その下は瀬戸内海、中段左に高御位山(播磨アルプス)、中段右は加古川市の神戸製鋼所です。
⑫善防山の西北西の展望
中央右上にそびえ立つのは加西アルプスの笠松山、その手前に登山道が見えています。
⑬善防山から撮った笠松山頂上部のズームアップ
頂上の展望台や、中央下の岩場に人がいます。岩場にかかる鎖も見えています。
⑭善防山から笠松山への途中の風景
登山道は手前から中央のやや左へ行き、岩尾根上を右へ進んでから左へ大きく迂回します。
⑮摩崖仏
岩肌に摩崖仏が見えています。
⑯吊橋
正面の岩場に鎖が付いています。
⑰岩場の鎖
鎖なしでも登れる岩場です。
⑱縦走路から北東の風景
正面奥は西光寺山、中央右の白い建物は善防中学校です。
⑲縦走路から東の風景
正面は三田市の羽束山(はつかやま、524m)、中央の横長の森林は陸上自衛隊青野ヶ原演習場です。
⑳縦走路の目前に見える岩山
㉑笠松山の頂上直下から見た善防山
手前に鎖の上部が見えています。
㉒笠松山の頂上展望台から見た善防山
㉓笠松山の頂上展望台から見た北東の風景
上段の左端は西光寺山です。
㉔笠松山の頂上展望台から見た南西の風景
中段の上に小豆島がうっすら見えています。光っているのは瀬戸内海です。
中段左のアンテナが密集しているのは姫路市の仁寿山(じんじゅさん、175m)、その左は関西電力姫路第一発電所の煙突です。
㉕古法華寺の直前の岩肌
ゆるやかな岩盤なので歩いて安全に下れます。
㉖古法華寺の本堂
㉗役行者と不動明王の石像
㉘紅葉
古法華寺直下の燃えるような紅葉が見事でした。
㉙黄葉
善防中学正門前の鮮やかな黄葉です。
㉚高御位山頂上から見た善防山(2020/05/30撮影)
真ん中が善防山で、峻険な山容なので遠くからでもよくわかります。
=以上=