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2025年 6月 3日火曜日

気象情報を活用しよう！！　～警報・注意報より早く発表される特別な情報～

投稿者：ささえあいふじ

■ヨット、カヌー転覆の報道——巡視艇などが出動して救助

＊2025年5月17日(土)に西宮ヨットハーバー沖で次の事故が発生しました。

＊同じ2025年5月17日(土)に、京都府京丹後市の久美浜湾で次の事故が発生しました。

■報道にはない、前日に発表されていた情報

＊上記報道ではいずれも「天候が急変し・・・」、「強風注意報が発表されていた」と記載されています。

しかし、実際には前日の午前１０時４７分に、神戸地方気象台、京都地方気象台から「突風と落雷に関する気象情報　第１号」が発表されており、強風が吹く恐れがあることはわかっていました。

★気象情報の実例（気象庁のサイトから転載）

＊つまり、天候は急変したものの、前日に発表されていたとおりに変化したに過ぎません。関西の伝統ある２大学のヨットクラブや、日本カヌー協会（京丹後市の場合）が気象情報を知らなかったとは思えないのですが、実際に事故が起こったところを見ると、まったく知らなかったのかもしれません。

＊おそらく報道関係者も、気象庁の情報発表の流れを理解しておらず、現地で取材したことだけを報道したものでしょう。

■気象情報という名の特別な情報（ぜひ活用を）

＊ここで言う「気象情報」とは、一般的名称ではなく警報・注意報に先立って気象庁が発表する特定の情報です。次のサイトをご覧ください。

＊実際の気象情報は、次のサイトで都道府県を選択すれば見ることができます。気象情報は定型の短い文章なので、慣れればスマホで表示して１分もあれば読み取れます。高校生・中学生でも十分理解できるでしょう。

＊生徒が気象情報を見て理解できるようにし、早めに退避行動が取れるようにしておけば、サッカーの部活動中などの落雷事故は容易に防げると考えます。

＊気象情報は早いタイミングで発表されるので、余裕をもって事態に対応することができます。

＊落雷事故の場合も、前日や当日朝に落雷への注意を呼び掛ける気象情報が発表されていることが多いです。今年４月に奈良市や、昨年４月に宮崎市の高校グラウンドで発生したサッカー部活動中の落雷事故の場合、どちらも前日または当日朝に落雷に注意を呼び掛ける気象情報が気象台から発表されていました。

＊筆者は長年にわたり、登山前に気象情報を必ず見て、落雷の恐れがある場合は登山を中止していました。これにより、高齢の現在に至るまで、仲間ともども無事で過ごせました。

＝以上＝

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