立夏直後の有馬富士公園 ~美しい落葉広葉樹~
■兵庫県立有馬富士公園
立夏直後の有馬富士公園はすっかり新緑に包まれていました。特にコナラ(小楢)などの落葉広葉樹は清々しい新緑の葉をいっぱい付けて青空に高々と聳えていました。
明治時代の小説家・国木田独歩(くにきだ どっぽ)は、生まれは千葉県ですが、広島県・山口県で育ち、成長してから東京に移りました。東京で武蔵野の広葉樹林(落葉樹林)の美しさを初めて認識して、随筆『武蔵野』を著したそうです。
筆者は最近、フラワータウン周辺や有馬富士公園などを何度も歩いて、ようやく落葉広葉樹の美しさがわかるようになりました。
■参考写真(写真をクリックすると拡大表示できます。2020/05/07撮影)
1-コナラ(小楢)
パークセンターからガーデン階段への降り口近くに高々と茂るコナラです。
2-コナラ
コナラの幹の部分です。コナラは落葉広葉樹で20m、ときには30mの高さになります。
3-オオデマリ(大手毬)
真っ白な花です。
4-有馬富士
新緑に包まれた有馬富士です。
5-羽束山
福島大池の広い水面の向こうに羽束山が見えています。3つのピークは左から、宰相ヶ岳(さいしょうがたけ、500m)、羽束山(はつかやま、524m)、甚五郎山(じんごろうやま、430m)です。
6-藁葺民家とコナラ
7-フジ(藤)
藁葺民家の北東の林にフジの花が見えています。
8-フジの花の部分をクローズアップ
9-直前の写真右上のフジの花の密集部分をクローズアップ
10-ヤマツツジ(山躑躅)
福島大池北岸の土手にたくさん咲いていました。
11-ヤマツツジ
青空のもと、朱色の花が咲き誇っていました。
12-コナラ
岸辺のコナラの大木です。
13-フジ
遊歩道の近くのフジです。
14-ツクバネウツギ(衝羽根空木)
有馬富士公園のあちらこちらでツクバネウツギの花を見ました。
15-ツクバネウツギ
直前の写真とは別の場所のツクバネウツギの花です。
16-コナラ林
17-花車
この花は人工的に作られたヒラドツツジの花車(はなぐるま)という種類です。花弁が大きく裂けています。
ヒラドツツジは、ケラマツツジをおもな親とし、これにキシツツジ、リュウキュウツツジ、モチツツジなどの種類を交配した雑種です。
18-花車
19-花車
通路沿いに多数咲いていました。
20-シロバナモチツツジ?
写真のツツジは、花弁にモチツツジと同じような深紅色の斑点があるので、シロバナモチツツジのようです。
=以上=