多紀連山・三岳 ~九輪草の群れ咲く山~
■三岳(みたけ、793m)
兵庫県丹波篠山市にある三岳(三嶽、御嶽)は多紀連山の最高峰です。古くは丹波修験道の山でしたが、現在では多くの登山者に親しまれています。初夏にはクリンソウの花が中腹の自生地にいっぱい咲きます。
多紀連山全体では合計4haのクリンソウ自生地に17万株が自生し、公開されている最大の自生地には0.4haに7万本のクリンソウがあります。自生地は2007年に登山者によって発見されたそうです。
★多紀連山のクリンソウ群落(パンフレット)
https://www.city.sasayama.hyogo.jp/pc/database/assets/2017/01/takirenzan_kurinsou.pdf
■三岳登山
次の資料が参考になります。通常の登山装備が必要です。
★多紀連山 山歩きガイドマップ
https://tourism.sasayama.jp/pamph/img/mt_takirenzan.pdf
■参考写真(写真をクリックすると拡大表示できます)
写真の登山ルートは、丹波篠山市火打岩(ひうちわん)の多紀連山登山者用駐車場→火打岩登山口→鳥居堂跡→クリンソウ自生地→大岳寺跡→行者堂→三岳頂上→大たわ駐車場→車道(県道301号線)→火打岩の多紀連山登山者用駐車場です。
以下の写真は、2017/05/17、2016/05/19、2016/05/18、2016/05/15に撮影したものを使用しました。
【注意】
★三岳上部は岩場があります。岩場は踏み跡がわかりにくいので、進路を確認しながら注意して歩いてください。
★下山時に、大たわ→小金ヶ岳→福泉寺跡→小金口を歩くという選択もありますが、多数の岩場・鎖場がある上に、小金ヶ岳→小金口は道迷いしやすいので経験者と同行をおすすめします。足が疲れている場合は車道を下山する方が無難です。
★多紀連山はクマ生息地です。登山者にかかわる事故はないようですがご注意ください。
1-登山者専用駐車場
兵庫県丹波篠山市火打岩の集落の外れにある多紀連山登山者専用駐車場です(無料)。県道301号線を北上すると、最後の民家の先の右手に広い駐車場があります。Google地図にPマークが記載されています。駐車場にはトイレがないため、丹波篠山市街で事前に済ませてください。
2-登山口入口
駐車場から県道301号線を南へ約450mの地点にある「御嶽登山口」の道標を右折(西へ行く)すると、民家の塀に写真の標識があります。民家の間を西へ進み獣害防止ゲートを通過します。
3-三岳
4-尾根の道標
獣害防止ゲートを通過し急登をしばらく登ると、尾根に到着します。写真は到着地点の道標です。「三嶽山頂」を目指して進みます。
今登って来たのは道標に「火打岩バス停」と書かれている方向からですが、路線バスはなく、乗合タクシーが運行されています。
★参考:篠山市公共交通ガイド
https://www.city.sasayama.hyogo.jp/pc/group/kikakukakari/assets/2013/11/maruinonavi.pdf
5-鳥居堂跡
6-クリンソウ分岐
左側の「クリンソウ群生地」の方へ進みます。
7-自生地説明板
8-自生地入口
ここでパンフレットをもらいます(無人)。
9~14クリンソウ自生地(五輪塔は自生地内にあります)
15-大岳寺(みたけじ)跡
16-大岳寺跡・説明板
17-岩壁の祠
役行者像のようです。
18-岩登り
人間の背丈より少し高い岩場です。三点確保(三点支持)で登ります。
19-南側の景色
岩場を登った先の展望ポイントからの眺めです。南西方向の山並が見えています。
20-東側
右奥の長い山は、京都府の愛宕山から地蔵山の山並です。左手前は多紀連山の小金ヶ岳です。
21-行者堂
三岳頂上のすぐ東にある行者堂(石室)で役行者と前鬼・後鬼が祭られています。当ルートの行者堂手前に簡易トイレがあります。
22-三岳頂上
23-三岳頂上・一等三角点
24-北側
三岳頂上から見た北側の山並です。
25-ベニドウダン
頂上直下に咲いていました。
26-小金ヶ岳
三岳頂上から少し東へ行った地点から小金ヶ岳がよく見えます。
27-フジ
28-鎖場
大たわ(たわは山篇に定)への下山は急下降で要注意です。
29-急階段
鎖場の次は急階段が続きます。
30-大たわ駐車場
駐車場のすぐ東に「フォレストアドベンチャー丹波ささやま」があるので車が多いです。正面はトイレです。
31-大たわ
正面はフォレストアドベンチャー、左は無料休憩所の建物です。
32-ジャケツイバラ
車道沿いに咲くジャケツイバラ(蛇結茨)です。大たわから駐車場まで車道を徒歩下山しました。
=以上=