兵庫県三田市富士小校区まちづくり推進協議会のみんなでつくるポータルサイト

(富士が丘、上深田、池尻)

2019年 8月 15日 木曜日

向山連山 ~ヒカゲツツジの花咲く稜線~


投稿者:ささえあいふじ

■向山連山(むかいやまれんざん)

兵庫県丹波市のJR福知山線石生(いそう)駅の東にある向山連山は、ヒカゲツツジ(日陰躑躅)が群生していることで知られています。春には稜線に淡黄色(クリーム色)の花がずらりと咲き、最盛期には花のトンネルができます。花を目当てに多数の登山者が訪れます。

向山連山は二の山、三の山、四の山、深坂北峰、向山三角点、五の山、清水山など、多数のピークが連なっていて縦走できます。連山はU字形に連なっていて、西側がU字の開口部になります。開口部に水分れ(みわかれ)公園が位置します。

 

 

■向山への登山

向山連山への登山については、ネットに多数の経験談が登録されています。GPS軌跡付きの複数の経験談を参照するとわかりやすいです。市販のガイドブックにも案内が掲載されている場合があります。

一般的には向山連山を時計回りまたはその逆に縦走する人が多いです。時計回りなら石生駅に近い観音堂登山口から、

反時計回りなら鳳翔寺(ほうしょうじ)登山口から登ります。

向山連山の登山道は急で上り下りが多いので、健脚で山に慣れた人向きです。登山道がわかりにくい箇所もあります。

 

 

■参考写真(写真をクリックすると拡大表示できます)

 

以下の写真は、2019/04/132018/04/10に撮影したものです。以下の番号に*が付いている写真は2019/04/13に撮りました。

 

 

1*-水分れ(みわかれ)公園手前の桜

水分れ公園は桜の名所です。この写真は公園手前の高谷川の堤に咲く桜です。左下の山は篠ヶ峰(827m)です。

1-水分れ公園手前の桜 

 

2*-観音堂の桜

登山口の観音堂の一部が写真の左下に見えています。

2-観音堂の桜 

 

3*-獣害防止ゲート

登山口から少し登ったところに獣害防止ゲートが2つ連続してあります。

3-獣害防止ゲート 

 

4*-向山連山登山案内図

獣害防止ゲートに掲示してあった登山案内図です。地形図ベースなのでわかりやすいです。

4-向山連山登山案内図 

 

5-二の山三角点

登山口から二の山までは急登です。写真は二の山(300m)頂上の三角点と標識です。向山連山の各ピークには同じ形式の標識が設置されています。

5-二の山三角点 

 

6*-岩座(いわくら)展望所

岩場から見た丹波市柏原(かいばら)町の景色です。

6-岩座展望所 

 

7-岩座展望所・雲海

雲海です。筆者は向山連山に14回登って、このときだけ雲海が見えました。

7-岩座展望所・雲海 

 

8-コバノミツバツツジ

8-コバノミツバツツジ 

 

9*-四の山の直前

四の山の頂上直前から見た丹波市氷上町の景色です。

9-四の山の直前 

 

10-四の山

標高511mの四の山頂上付近から見た城山(黒井城跡)です。手前に丹波市春日町黒井の街並が広がっています。黒井は春日局(かすがのつぼね=徳川第三代将軍・徳川家光の乳母)の生誕地です。黄色い花はヒカゲツツジです。

10-四の山 

 

11*-ヒカゲツツジ

山上に凛として咲くヒカゲツツジ(日陰躑躅)です。日陰に咲くわけではありません。

11-ヒカゲツツジ 

 

12-ヒカゲツツジ群生

数えきれないほど多くのヒカゲツツジが咲いています。

12-ヒカゲツツジ群生 

 

13*-松の台展望所

左後の高峰は五台山(ごだいさん、655m)、右奥のピークは親不知(おやしらず、605m)です。手前にヒカゲツツジが咲いています。

13-松の台展望所 

 

14-ヒカゲツツジのトンネル

最下段の岩の右が登山道で、登山者は花のトンネルを進みます。

14-ヒカゲツツジのトンネル 

 

15-ヒカゲツツジとコバノミツバツツジ

黄色と赤紫の花の競演です。

15-ヒカゲツツジとコバノミツバツツジ 

 

16-ツツジが岡展望所

南西方向の景色が見えています。手前はヒカゲツツジの花です。

16-ツツジが岡展望所 

 

17-向山三角点

向山三角点(569m)がありますが、向山連山の最高峰ではありません。

17-向山三角点 

 

18-稜線のヒカゲツツジ群生

ヒカゲツツジの花の向こうに北側の山並が見えています。

18-稜線のヒカゲツツジ群生 

 

19-五の山

向山連山の最高峰・五の山(591m)から北東に城山(357m)と黒井城跡が見えています。真ん中下の枝の先端右にJR福知山線黒井駅があります。

19-五の山 

 

20-蛙子(がえるご)展望所

岩場から北東方向の景色が見えます。「蛙子」は「がえるご」と読むようです。手前はヒカゲツツジの花です。

20-蛙子展望所 

 

21-道間違い地点

蛙子展望所のすぐ先に道間違いしやすい場所があります。道標が設置されている場合もありますが、このときはありませんでした。手前にある横向きの枝は「通せん棒」で、本来は枝の手前を左へ行くべきですが、枝の向こうにも道が続いているため直進しやすいのです。

21-道間違い地点 

 

22-道間違い地点

直前の場所のすぐ左手を撮った写真です。正しい進路は右の大岩の左側を巻くように進みます。初めての人にはわかりにくいです。

この日は岩座展望所で夫婦連れの登山者から道を聞かれ、地図を渡して説明したのですが、この地点の道標が消滅しているため、夫婦連れの人が来るまで待っていました。20分あまり待つ間に道を間違う人が2人ありました。夫婦連れ登山者に無事再会して説明できました。

22-道間違い地点 

 

23-珪石山・清水山分岐

どちらへ進んでも下山できますが、珪石山からの下りは滑り落ちそうな急坂です。

23-珪石山・清水山分岐 

 

24-清水山

標高545mの山頂に電波反射板があります。見えているのは丹波市柏原町の街並です。

24-清水山 

 

25-剣爾(けんじ)

難しい山名ですが、山麓にある「いそ部(いそべ、いそは山篇に石)神社」の御神体であるようです。

25-剣爾山 

 

26-剣爾山

北側に向山連山の山並が見えています。中央のピークが四の山です。

26-剣爾山 

 

27-ヒカゲツツジ

剣爾山にもヒカゲツツジがきれいに咲いていました。

27-ヒカゲツツジ 

 

28-コバノミツバツツジ

28-コバノミツバツツジ 

 

29-天狗岩

天狗岩から見た西側の景色です。

29-天狗岩 

 

30-鳳翔寺登山口

向山連山の南西側の登山口に到着しました。登山者はネットを潜って通過します。

30-鳳翔寺登山口 

 

31-向山連山

西側から見た向山連山の一部です。

31-向山連山 

 

=以上=