大雨後の有馬富士公園 ~流紋岩露頭の激湍(げきたん)~
■兵庫県立有馬富士公園
大雨後の令和3年7月10日(土)に有馬富士公園を訪れたところ、福島大池の越流堤(洪水吐、余水吐)から、流紋岩の露頭を大量の水が音を立てて流れ下り激湍(げきたん)となっていました。
前回、07/04(日)に訪れて以降、07/04(日)~07/06(火)は雨量ゼロで、07/07(水)~07/09(金)の間に合計155.5mmもの大雨が降りました。雨量はアメダス三田観測地点のデータにもとづきます。この3日間の雨量の平年値合計は21.1mmなので、その約7.4倍の量が降ったことになります。便宜上、07/10(土)の撮影時刻までの雨量は含んでいません。
前回は福島大池の水面はかなり低下していましたが、今回は大量の水が激しく流れ出ており、福島大池名物の流紋岩の大露頭を轟音と共に流れ下っていました。
【参考】
★三田のアメダス観測所 ~縁の下の力持ち~
https://sanda-fujigaoka.com/2019/08/25/9484
■参考写真(写真をクリックすると拡大表示できます。2021/07/10撮影)
①07/04(日)の福島大池
かなり水面が下がっています。おそらく田植えでたくさん使用した水量がまだ回復していないのでしょう。
②07/10(土)の福島大池
貯水量が回復した状態で、余水が越流堤(洪水吐、余水吐)から流れ出していました。
③越流堤から溢れ出る水
左側の枝の破片が雨の激しさを物語っています。上に見える山は有馬富士です。
④流紋岩の大露頭(大岩盤)を流れ下る水<大露頭の上部から撮影>
流水の轟音は有馬富士学習センターを過ぎたあたりでも聞こえていました。
⑤流紋岩の大露頭(大岩盤)を流れ下る水<大露頭の下部から撮影>
⑥福島大池を悠然と泳ぐカワウ(川鵜)
手前は越流堤の落ち口です。
⑦ナツフジ(夏藤)
⑧ハス(蓮)
前回訪問時よりも花がかなり増えていました。
⑨~⑪ネムノキ(合歓木)
花がたくさん咲いていました。
⑫ヤマモモ(山桃)
実が生っていました。
⑬ヤマモモ
実にチョウやアリが来ていました。
=以上=