伯耆大山の登山(1~6合目) ~中国地方の最高峰~
■大山(だいせん、1709m)
鳥取県の大山は中国山地の最高峰で伯耆大山(ほうきだいせん)、伯耆富士(ほうきふじ)とも呼ばれます。大山の最高峰は剣ヶ峯(けんがみね、1729m)ですが、崩壊が激しくて危険なため頂上稜線は縦走禁止です。登山可能な最高点は弥山(みせん、1709m)です。大山は日本百名山のひとつです。
伯耆富士と呼ばれるのは、西側から見ると富士山型に見えることによります。南北から見る大山は険しい岩壁が長く連なるアルプス的景観が圧巻です。
視程の好い日は弥山頂上部から日本海や弓ヶ浜などの広大な展望が楽しめます。
一般的な登山は、大山北西側の大山寺から夏山登山道を往復します。夏山登山道は急登で標高差が大きいです。
夏山登山道という名前ですが、冬山(積雪期)も一般的にはこの道を往復します。
兵庫県三田市から鳥取県大山町大山の南光河原駐車場へは、グーグルマップによると、中国道から米子道・溝口IC経由で約2.7時間(208km)です。
登山日の朝の実績では、途中休憩を含めグーグルマップと同じ所要時間で走れました。新型コロナウイルスの影響なのか、中国道はトラックばかりで乗用車はほとんど見かけませんでした。
三田市は高速道路網の結節点近くに位置するので、東西南北いずれの方向に行くにも便利です。
次のサイトによると、夏山登山道の往復所要時間は6時間となっています。
登山の所要時間は人によって大きく異なるので、自分の力に見合った計画かつ余裕を見込んだ計画で登ることがおすすめです。登山用装備も必要です。
【登山情報】
★社団法人大山観光局 大山登山
https://tourismdaisen.com/climb/
夏山登山コース、鳥取県大山頂上工事のお知らせ、大山登山マップ、登山届について などの情報が満載です。
■大山の魅力
大山は豊かな自然があることでも知られ、中腹に西日本最大級のブナ林、頂上直下に国の特別天然記念物に指定されているダイセンキャラボク(大山伽羅木)純林があります。
上記サイトに大山周辺の見どころや歴史の紹介などが掲載されています。
■参考写真(写真をクリックすると拡大表示できます。2020/08/25撮影)
ここでは、登山の前半(夏山登山道の1~6合目)を紹介します。
1~2-南光河原駐車場(58台収容)
夏山登山道の登山口に近い駐車場で登山届・下山届のポストがあります。登山時は必ず提出しましょう。
3-登山者規制情報
山頂部や6合目では工事が行われています。上記の大山観光局のサイトの最新情報を確認してから登山してください。
4-夏山登山道の最初の部分
杉の大木の間を登ります。
5-一合目
6~7-ブナ林
美しいブナ林の中を登ります。
8-ブナ林の説明板
9-モノレール
丸太階段の横にモノレール軌道がありました。6合目付近への工事資材運搬用のようです。
10-二合目
登るにつれて傾斜が急になります。
11-橋のような箇所
足を踏み外さないように注意。
12-丸太階段
13-三合目の手前
丸太階段用の丸太が積まれています。すぐ横にモノレール軌道が通っています。
14-三合目
15-標高1100mの標識
夏山登山道には100mごとに標高を示す標識が設置されていて目印になります。ブナの大木があります。
16-ヤマジノホトトギス(山路の不如帰)
17-孝霊山(こうれいざん、751m)
18-風力発電の風車
鳥取県北西部は風力発電が多いです。
19-四合目
丸太階段が延々と続きます。
20-ガマズミの実
21-ソバナ(岨菜)
22-携帯トイレブース(五合目直下)
室内に携帯トイレとトイレ使用場所(便座)が設置されています。室内で用を足した後、袋に入れて下山し指定の場所に捨てます。今後、山のトイレはこの方式が増えるのでしょうね。
23~25-五合目
少し広い場所で休憩できます。山の神の祠があります。
26-イタドリ?
27-行者谷分れ
五合目の少し上の分岐で、元谷経由で行者登山口へ下れます。新型コロナウイルス対応のため、下りは行者谷へ降りることが推奨されています。
28-標高1300mの標識
29-六合目
30-六合目の避難小屋(工事中)
=以上=