秋の彼岸のヒガンバナ ~田んぼの畔や水路周辺を彩る~
■令和4年9月25日(日)
・秋の彼岸の最中に、兵庫県三田市上深田・下深田周辺のヒガンバナ探訪に出かけました。
・今年はちょうど彼岸の時期に真っ赤なヒガンバナが多数咲いていました。
・ヒガンバナが広い面積一面に咲くような場所はありませんが、秋晴れの空の下、田んぼの畔や水路の周辺にきれいに咲いていました。
■参考写真(写真をクリックすると拡大表示できます。2022/09/25撮影)
①ススキ(薄、芒)
・池尻川の川中や岸にススキの穂がたくさん出ていました。
②ツユクサ(露草)
・池尻川沿いに咲くツユクサの花を接写しました。
③メマツヨイグサ(雌待宵草)
・池尻川沿いに1本だけ咲いていました。
④~⑥畔に咲くヒガンバナ(彼岸花、曼殊沙華)
⑦~⑧ヒガンバナと羽束山
・正面の山は左から宰相ヶ岳(さいしょうがたけ、500m)、羽束山(はつかやま、524m)、甚五郎山(じんごろうやま、430m)です。甚五郎山は右端の小さい尖がりです。
・上段左端のビルは兵庫中央病院、中央の白い塔は同病院の給水塔です。
【追加情報】
・新古今和歌集に羽束山を詠んだ大江匡房の次の和歌があります。大江匡房が羽束にいた源頼綱に送った和歌で、源頼綱は多田源氏の一族なので羽束に住んでいたのかもしれません。
「秋はつる はつかの山のさびしきに 有明の月を 誰と見るらん」
★関心をお持ちの方は、次のサイトの末尾近くの「雑」の項目をご覧ください。
大江匡房 千人万首
https://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/sennin/masahusa.html
⑨~⑭ヒガンバナ
⑮ツユクサ
・田の畔にツユクサが一杯咲いていました。
⑯ヒガンバナ
・背景は実った稲
⑰倒伏(とうふく)稲
・今年は倒伏した稲が多いように思います。
・正面は貴志の集落です。
⑱~⑲ヒガンバナ
・2枚目の写真は真っ赤な花が密集しています。
⑳大岩ヶ岳(おおいわがたけ、384m)
・上段中央の山は、三田・神戸・宝塚の3市の境界に位置する大岩ヶ岳です。
・見えませんが、山の手前に神戸市水道千刈水源池があります。
・真ん中のビルは、三田市総合福祉保健センターです。
㉑ヒガンバナ
・蕾がたくさんあります。
㉒池尻川の下流方向(東方向)
・右上の高木は五大力菩薩の森です。
【追加情報】
・池尻川の流路はニュータウン造成時に大きく変わりました。以前は五大力菩薩の手前で右へ直角に曲がっていました。
・流路は次の記事をご覧ください。
★ニュータウン造成前の三田市富士が丘 ~古い航空写真で見る~
https://sanda-fujigaoka.com/2022/02/12/17567
㉓池尻川の上流方向(西方向)
・中段左にひときわ高く見えるのは熊野神社の森です。
㉔ヒガンバナ
㉕クサギ(臭木)
・実が生っています。
㉖タラノキ(楤木)
㉗ヒヨドリバナ(鵯花)
・葉が対生なのでフジバカマではないようです。
=以上=