富士が丘・学校の消毒作業 ~活躍する学校衛生サポートスタッフ~
■学校の消毒作業とは
新型コロナウイルス感染予防のため、文部科学省主導で各学校における校内消毒活動が全国的に実施されています。兵庫県三田市富士が丘地区の3校においては、2020年の2学期から消毒作業が毎登校日に実施されています。
3校とは、富士小学校、富士中学校、ひまわり特別支援学校(小学部、中高部)です。
教職員の負荷軽減のため、実際の作業は学校衛生サポートスタッフと呼ばれる地域住民が行っています。
富士が丘での学校消毒作業は、富士小学校の福井校長先生から相談を受けた富士小校区まちづくり推進協議会の梶井会長のリーダーシップのもとで、三田市教育委員会の支援を受けながら作業の立案・計画が始まり、作業者募集、作業者のシフト表作成、説明会開催を経て、目標どおり2学期から開始できたものです。
作業者がなかなか集まらない地域もある中で、富士が丘は22名もの作業者が短期間に集まり、早期実施が実現できました。
★本件の問合せ先:090-8522-1843 (ささえあいふじ 前田)
★参考資料(文部科学省)
学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル
~「学校の新しい生活様式」~ (2020.12.3 Ver.5)
https://www.mext.go.jp/content/20201203-mxt_kouhou01-000004520_01.pdf
※当マニュアルは頻繁に改訂されますので、ネットで最新版を検索してください。
■消毒作業の実際
①富士小、富士中
・消毒用アルコールに浸した布を使用して、教室やトイレなどのドアノブ、取っ手、手すり、窓サッシの掛け金、水栓など、手が触れる部分を拭いて消毒します。
②ひまわり特別支援学校
・アルコールでは除去できないノロウイルス等に対応するため、次亜塩素酸ナトリウム溶液に浸した布で、ドアなどの取っ手、手すり、窓サッシの掛け金や窓枠、水栓などの手が触れる部分を拭いて消毒します。
・食事用のテーブル表面や椅子も同様に拭きます。
・トイレの便座、レバー、手すりも同様に拭きます。
・次亜塩素酸ナトリウム溶液としては、キッチンハイターを水で希釈して0.05%溶液作って使用します。
・床面はクイックルワイパーで消毒を兼ねて拭きます。
・電気関係のスイッチ周辺や内線電話機表面は消毒用アルコールで拭きます。
・エアレックスマットの表面は消毒用アルコールで拭きます。
■学校衛生サポートスタッフの効果
以下は、3校の校長先生、教頭先生、ベテランの先生からお聞きした話です。
①教職員の負荷が軽減できて大変ありがたいです。以前は、通常業務の後に教職員が消毒していたので本当に大変でした。(ほぼ全員がこのように仰いました)
②感謝あるのみです。
③学校衛生サポートスタッフは年配の方で、生徒と話ができるので生徒にとってよい影響があります(ひまわり特別支援学校の校長先生談)。
④学校衛生サポートスタッフは高齢者が多いので、いろいろな事態に臨機応変に対応できているようです。
■参考写真(写真をクリックすると拡大表示できます。2020/12/21撮影)
【富士小】
①窓の手すりの消毒
手に持っているのは消毒用アルコールの容器です。冬至の日の16時前に撮影したため、すっかり夕方の感じです。
②教室の入口の取っ手周辺の消毒
③手洗い場の水栓の消毒
【富士中】
④トイレの手すりの消毒
⑤電気のスイッチの消毒
⑥階段の手すりの消毒
【ひまわり特別支援学校小学部(富士小と同じ場所)】
次の⑦⑧は次亜塩素酸ナトリウム溶液による消毒ですので、ビニール手袋着用は必須です。
⑦トイレ内のベッドの消毒
⑧ドアの取っ手の消毒
⑨トイレの床の消毒
小型クイックルワイパーを使用しています。
【ひまわり特別支援学校中高部(富士中と同じ場所)】
次の⑩⑪は次亜塩素酸ナトリウム溶液による消毒ですので、ビニール手袋着用は必須です。
⑩手洗い場の消毒
⑪窓サッシの掛け金の消毒
⑫エアレックスマットの消毒
マットの表裏を消毒用アルコールで拭きます。マットが重いのでかなり大変です。
=以上=