三田市社会福祉協議会・雇い止め裁判の説明会のご案内 ~社協が全面敗訴相当の和解成立~
いつも大変お世話になっております。
すでに新聞報道等でご存じかもしれませんが、三田市社会福祉協議会(以下、社協と省略)にて2018年3月末に雇い止めになった嘱託職員2名が、地位の確認と賃金の支払いを求めていた裁判は、2020年10月8日に和解が成立しました。
この裁判について、私たち「社協雇い止め撤回を求めるフラワータウン住民応援団」は、独自に次のとおり説明会を開催することにしましたので、住民の皆様にご案内します。ぜひご来場くださいますようお願いいたします。
★社協雇い止め裁判の説明会(無料)★
・日時: 2020年12月2日(水) 10:00~11:00
・場所: フラワータウン市民センター1階 大ホール
・フラワータウン以外の方も参加いただけます。
★お願い事項★
①時節柄、マスクを着用ください。発熱があるなど体調のよくない方は参加しないでください。
②新型コロナウイルス感染状況によっては、入場者数に制限が生じる場合があります。
③申込みは不要ですが、満席の場合は入場いただけません。
【追加説明】
原告はフラワー地域福祉支援室に地域福祉支援員として勤務していた嘱託職員で、長年の経験にもとづく豊富な知識と真摯な勤務態度により地域住民から全幅の信頼を受けていました。そのため、フラワータウンの多くのボランティア団体が裁判の支援に立ち上がりました。
約2年半におよぶ裁判期間中に裁判所から和解の提案があったものの、和解成立には至りませんでした。ところが、判決の直前になって和解が成立し、その内容は社協の全面敗訴に等しいものでした。
和解の内容は、10月9日付の神戸新聞によると「社協側は雇い止めは違法と認め、2人を無期限の嘱託職員として復帰させ、雇い止めになった2018年4月から20年10月までの給与に相当する解決金を支払う」です。
社協は和解後の10月29日に地域住民代表である評議員を集めて臨時評議員会を開きましたが、和解内容を説明したのみで、裁判の争点や経緯、判決直前になって全面敗訴に等しい和解を受け容れた理由等については何も説明していません。
しかも、この臨時評議員会で住民代表の了承を得たので、さらなる住民説明会は開催しないとしています。
そこで「社協雇い止め撤回を求めるフラワータウン住民応援団」が説明会を開催することにしたものです。
今回の説明会にて地域住民の皆様に実情を理解していただくことにより、地域福祉に重要な使命を担う社協の改善につながれば幸いです。
応援団は、裁判の最初から和解に至る間、傍聴可能なすべての論点整理や尋問を傍聴しましたので、重要な証拠を隠蔽していた件や、社協が裁判官から叱責された場面を含め経緯を詳細にご説明します。
なお、裁判は原則公開なので、傍聴内容を公開の場で説明しても問題はありません。和解が成立したケースでも、裁判記録は裁判所で閲覧可能です。
本件の問合せ先:090-8522-1843(前田)