1万9千6百歩 歩きました 第2回歴史ウオーク「木器~高平」
平成28年2月22日(月)富士が丘サークル会員で第2回歴史ウオークを開催しました。
三田駅北口11番のりば9時25分発バスで出発。
ガイドは三田の「魅力探検寺子屋」岩永副会長、三田ガイド塾の青江副会長にお願いしました。
木器バス停からウオーク開始
木器旧郵便局
昭和5年(1930)に特定郵便局として業務を開始した木造の建物は昭和50年(1975)にその任務を終え、静かな落ち着いた佇まいを見せている。
蓮花寺
深谷山と号し真言宗大覚寺派に属する。寺は大化年間(645〜650)法道仙人の開創といい孝徳天皇の御代、川辺郡多田の荘、多田源氏の帰依を受けた。中興は鎌倉時代初期清荒神(宝塚市)からこの地に留錫した慈心坊尊恵(じしんぼうそんえ)と伝えられる。
閻魔王宮に持参したという両界曼荼羅縁起・経本・数珠などが伝わっている。
仁王像:運慶作
多宝塔
大歳神社(上槻瀬)
大藪遺跡の北隣に大歳神社があり、羽束山への遥拝所もあります。大歳神社は素蓋鳴尊系の大歳神社(農耕生産の神)が祭神で兵庫県内では八幡神社に次いで二番目に多く391社あり、そのうち三田市内には6社ある。大歳神社の欅は幹周り550cmもあり、「高平名木20選」の中でも最大の幹周りである。
八坂神社(上槻瀬)
八坂神社の長床には三十六歌仙の奉納額がある。上槻瀬には八坂神社と大歳神社があり、1月12日に両神社合同の神事が行われる。
三田市内には牛頭(ごづ)天王を祀る牛頭天王社があったが、牛頭天王の起原は仏教の神であることから明治維新後の廃仏毀釈の祭に神社であることを顕示するため神社である社号を明らかにした。旧有馬郡の牛頭神社社は感神社と名乗り、三田市内には感神社が6社ある。牛頭天王社を祀る八坂神社が上槻瀬と波豆川にあり、両社が旧川辺郡(旧青木藩)に属することが注目される。
上槻瀬の八坂神社拝殿には三十六歌仙の奉納額とともに「牛頭天王社」の社号額があり、その筆跡は京都の宝鏡寺門跡尼(蓮花寺と同じ)のものと言われる。
*宝鏡寺門跡尼とは土御門天皇の皇女「徳厳禅尼」である。
高売布神社
三田市で唯一の延喜式の神名帳に記載されている神社で式内社といわれる。延喜式とは康保4年(967)に宮中の儀式などをきめた規則で、その中に寺社を記録した神名帳があり、それに当社も記されている。古くから存在した当社は推古帝(592−629)の御代の創立と伝えられている。
多田源氏の祖、源 満仲が多田荘を開くに際し鎮護の神と仰ぎ源氏の武運長久を祈って崇敬が厚かった。
祭神は出雲大社にまつられている大国主命の娘の下照比売(姫)命(シタテルヒメノミコト)と天稚比古命(アメノワカヒコノミコト)であるが、明治43年(1910)の神社合祀により8つの神が合祀されている。(末吉・八幡神社、布木・八幡神社、川原・浦黒神社と大歳神社、田中・大歳神社、十倉・今宮神社と杉宮神社、下里・久脇神社、酒井・弁財天神社と稲荷神社)
国重要文化財 本殿
石造りの狛犬
友松寺
酒井にある友松寺は高平谷を見下ろす山の中腹にある。大舟山を正面にみる景勝の地で春は桜、秋は紅葉が大変美しい。
山門から上がる苔むした石段は百数十段あり、木々に囲まれて古刹の雰囲気がある。
友松寺から大舟山を見る
観福寺
孝徳天皇の大化年中の頃(645〜650)法道仙人と伝える真言宗大覚寺派の古刹である。本堂の本尊十一面観音菩薩は、仙人の一刀三礼の彫像と伝えられる。中世この辺一帯は高平荘と呼ばれた。
富士が丘への帰宅は16時、19,600歩でした。
3月は桜の名所 大坂~波豆川 もしくは小柿を計画検討中。
以上