小野アルプス(続編) ~惣山・紅山・西紅山を周回~
■小野アルプス
6日前に小野アルプスを縦走し次の【前回の記録】を投稿しました。
このとき小豆島・家島諸島はよく見えなかったので再度訪問したところ、少し霞んでいましたが小豆島・家島諸島が見えました。
今回も、青空に映える雄大な紅山の岩稜を見て、岩場登りを楽しみました。
【前回の記録】
★小野アルプス ~爽快な低山歩き、スリル満点の長大な岩稜~
https://sanda-fujigaoka.com/2020/09/21/13732
兵庫県小野・加古川市境に連なる標高200m以下の山並は、小野アルプスと呼ばれてハイカーに親しまれています。
ハイキングコース中で最も有名なのが紅山(べにやま、184m)の岩稜です。標高差約65m(正確には不明)の急で長大な岩稜は麓を走る山陽自動車道からもよく見えます(ただし、運転者は見とれないように!)。
岩稜にはロープや鎖などの人工物はありません。手掛かり足掛かりは豊富なので、足だけで通過できない場合は三点確保で通過します。慣れない人は岩稜を登りに使用すれば、より安全です。
地形図から簡易的に算出したところ、傾斜が急な上部の平均斜度は39.6度、もっとも急な部分の斜度は45.0度でした(大雑把な計算です)。
なお、紅山へは岩稜を通らずに、北東側にある通常の登山道経由で登り降りすることもできます。小野アルプスハイキングマップをご覧ください。
次のサイトにハイキングコースの紹介がありますが、紅山以西については記載がありません。
★小野アルプスハイキングマップ
https://ono-navi.jp/spot/2100/
■参考写真(写真をクリックすると拡大表示できます。2020/09/27撮影)
*下記事例では、鴨池公園駐車場→岩倉入口→惣山(そうやま)展望デッキ→惣山頂上(199m)→岩倉峠→紅山(べにやま)岩稜→紅山頂上(184m)→西紅山頂上(163m)→岩山との鞍部→車道→鴨池公園駐車場を周回しました。
歩行距離5.6km、累積標高差約290m、総所要時間約3.4時間。
①岩倉入口の駐車場とトイレ
②岩倉入口の道標
③獣害防止ゲート(猪防護柵)
容易に開閉できるので、開けて通過し閉めます(開閉金具をセット)。
④左側の道標
道標が多いですが、今回は一番上の道標の「惣山(小野富士)」を目指します。
⑤右側の道標
⑥ヒガンバナ(彼岸花、曼殊沙華)
惣山への分岐に咲いていたヒガンバナです。スポットライトのような木漏れ日を浴びてきれいに咲いていました。
⑦注意書
展望デッキの少し下にあったオオスズメバチの注意書です。
⑧展望デッキ
惣山(小野富士)の尾根の北端に展望デッキがあります。
⑨北側の眺め
真ん中に小野市から加東市にかけての市街と田園が広がっています。
下段中央は、神戸電鉄粟生(あお)線の粟生行き電車が、青色の加古川橋梁をちょうど通過したところです。
⑩南東側の眺め
一番上は神戸市西区の西神中央駅付近の街並です。西神中央は標高約100mの台地上にあるため、街全体がよく見えています。
⑪西側の眺め
惣山の展望デッキ付近から見た紅山で、長く急な岩稜(岩尾根)がよく見えています。
⑫西側の眺め
紅山頂上と岩稜上の人が見えています。
⑬南南東側の眺め
明石海峡大橋の主塔、ケーブル、道路部分が見えています。
⑭南側の眺め
中段の下に左から右へ流れる加古川の水面と、右端に加古川大堰が見えています。上段に淡路島が大きく見えています。
⑮紅山の岩稜(岩尾根、岩場)1
⑯紅山の岩稜2
⑰紅山の岩稜3
上へ行くにつれ斜度が増すため、多くの人が四つん這いで登ります。
⑱紅山の岩稜4
中ほどから見下ろした景色
⑲紅山の岩稜5
岩稜の上部です。岩の表面が凸凹している様子がわかります。凸凹が大きいので登りやすいです。
⑳紅山頂上(184m)から南西側の眺め
中段右は瀬戸内海(播磨灘)に浮かぶ無人島の上島です。
㉑紅山頂上から西南西の眺め
中段に横長に見える島は家島諸島、左上の大きい島は小豆島です。
㉒紅山頂上部
頂上は広い平坦面があり、眺めもよいので休憩に適しています。
㉓上から見た岩稜
中ほどに人が小さく見えています。後は山陽自動車道です。
㉔紅山の西から見た岩稜
かなり急な岩場であることがわかります。正面の山は惣山です。
㉕紅山から西へ続く縦走路
草が繁茂して歩きにくいです。登山道から外れないように注意しながら歩きます。
㉖西紅山の頂上(162.7m)
パワースポットの夫婦岩(男岩・女岩)があり、この写真は女岩です。
㉗男岩
岩に触れるとパワーが得られるそうです。
㉘岩山との鞍部の道標
西紅山から急坂を下った最低鞍部です。この先の縦走路は草が繁茂しているとのネット情報があったので、ここから鴨池公園方面へ下山しました。紅山から西は道標が整備されていないようです。
㉙ニラ(韮)
道端にたくさん咲いていました。
㉚ヒガンバナ(彼岸花、曼殊沙華)
=以上=