羽束山 ~断崖上の役行者像~
■羽束山(はつかやま、524m)
三田市香下(かした)の羽束山はフラワータウンから大きく見える山で、頂上部に羽束神社と観音堂があります。元旦の初日の出登山でも知られています。
羽束山の頂上南端の断崖上に役行者(えんのぎょうじゃ)と思われる石像が鎮座しています。昔は修験道の行者がこの山で修行していたのではないでしょうか。
羽束山には、主峰の羽束山の峰続きに甚五郎山(430m)、宰相ヶ岳(500m)があります。
令和2年3月17日(火)に甚五郎山と羽束山に登り、羽束山南端に鎮座する役行者像を撮影しましたのでご紹介します。
なお、岩尾根直登ルートや断崖上の石像周辺は転倒・転落の恐れがありますので注意が必要です。
■参考写真(写真をクリックすると拡大表示できます。2020/03/17撮影)
1-香下登山口からの登山道(参道)
2-六丁峠
お地蔵さまがあります。
3-六丁峠(甚五郎山への分岐)
標識の矢印の方へ進みます。
昔の山城の空堀のような部分を横切ります。
5-倒木
倒木が多いです。
6-甚五郎山頂上
樹木が多いので展望はよくありません。木の間越しに六甲山地などが見えます。
7-甚五郎山付近から見た羽束山頂上南端
右下の岩上に役行者の石像が見えています。
この写真は光学40倍ズーム(35mm一眼レフカメラの900mm望遠に相当)で撮影。
8-甚五郎山から見た羽束山頂上南端
真ん中に役行者の石像が見えています。
この写真は光学40倍ズーム+電子ズーム(35mm一眼レフカメラのほぼ1200mm望遠に相当)で撮影。
9-六丁峠(岩尾根直登ルート入口)
10~13-岩尾根直登ルートの様子
2枚目の写真の大岩は左側を巻いて通過します。
14-岩尾根直登ルートから見た甚五郎山
15-モチツツジの花芽
かなり膨らんでいました。
16-岩尾根直登ルートの大岩盤
17-岩尾根直登ルートの終端部
トラロープを補助にして頂上部の大岩盤を登ります。
18-役行者の石像
羽束山頂上南端の断崖上に、役行者らしい石像が鎮座しています(この周辺は危険です)。
像がかなり風化しているので何の石像なのかはっきりしませんが、設置場所から考えて修験道の開祖・役行者と思われます。
石像の右に神戸市水道千刈水源池が見えています。
後方の中央は宝塚市の大峰山(おおみねさん、552m)です。宝塚の大峰山の山名の由来はわかりませんが、大峰山と言えば奈良県の大峰山脈にある修験道の聖地・山上ヶ岳を意味するので、この写真の構図はなかなかよいと筆者は気に入っています。
★羽束山頂上の北側から石像への途中に「危険! 立入禁止」の標識がありますが、六丁峠から登る岩尾根直登ルートには何も標識はありません。
19-役行者石像
石像には真新しい赤い前掛けが掛けられ、水や賽銭が置かれているので、参詣する人がいるものと思われます。
20-羽束山頂上南端から見た六甲山地
=以上=