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(富士が丘、上深田、池尻)

2020年 2月 11日 火曜日

三草山(兵庫県加東市) ~源平古戦場、展望絶佳~


投稿者:ささえあいふじ

■三草山(みくさやま、424m

三草山は加東市の国道372号線沿いにあって、古来、丹波・播磨国境の要衝でした。三草山西麓にて1184(寿永3)年に源義経軍が平資盛軍を夜討ちして勝利した三草合戦が歴史上有名です。三草合戦は一ノ谷合戦の前哨戦でした。

三草山は岩が多く歩いて楽しい山で、登山道や山頂からの展望は広大です。

登山コースはいろいろありますが、今回は加東市山口(山口は地名)の登山口から三草コースを往復しました。

 

 

■昭和池

三草山頂の南西にある昭和池は、1934(昭和9)年に完成したため池で、ため池としては兵庫県最大の150万トンの貯水量を誇ります。

2019(令和1)11月に水を抜いたとの記事が神戸新聞に掲載されていたので、登山前に昭和池を見ました。

 

 

■参考写真(写真をクリックすると拡大表示できます。2020/02/10撮影)

 

1-山口登山口

よく整備され、駐車場、トイレ、自販機があります。昭和池の堰堤直下に位置します。

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2-昭和池

水位が下がった状態です。後方左が三草山頂上部です。

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3-昭和池の斜樋と洪水吐

中央に長い斜樋制御棒、中央右端にラビリンス型洪水吐があります。

さすがに山間の大きいため池だけあって、4本の斜樋制御棒は長いです。

斜樋の途中のコンクリートの箱の中に取水口があります。

底樋は見えませんが、水中に隠れているか、または最深部の斜樋が底樋なのかもしれません。

洪水吐の越流部は流れ出る水の量を多くするためにジグザグのラビリンス型になっています。

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4-昭和池の堰堤から見た山口登山口

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5-ジョウビタキ(尉鶲、常鶲)の雌

冬にやって来る渡り鳥です。スズメほどの大きさですが、よく日本海を飛び越えられるものと感心します。

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6-斜樋からの流出口

昭和池の堰堤下部の排水口です。

ハンドルの付いているゲートは別の水路への分水口です。

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7-登山口の掲示

プロ野球阪神タイガースで大活躍の近本光司選手は加東市の県立社(やしろ)高校の卒業生で、在学中は三草山を走ってトレーニングしていたというデイリースポーツの記事が掲示されていました。

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8-三草コースへの分岐

左が三草コースです。

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9-鎖場

数か所に鎖が設置されていますが、鎖がなくても登れる程度の急坂です。

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10-数曽寺(すそじ)山塊

三草山の北側に連なる岩の山塊です。

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11-加東市山口方面

左は越えて来た山で、登山道が白い線になって見えています。山の右側が加東市山口で、平資盛軍の陣があったところです。

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12-コウヤボウキ(高野箒)

白いボール状のものはコウヤボウキの種が飛んだあとの総苞ですが、遠目には花のように見えます。

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13-明石海峡大橋の主塔

この日は遠くが霞んでいましたが、三草山頂上の手前から神戸市西区神出町の雄岡山(おっこさん、241m)越しに主塔が見えました。

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14-三草山頂上

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15-三草山頂上から見た昭和池

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16-三草山神社(天神社)

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17-三草山頂上

中央の石碑には三草合戦などが記載されています。

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18-東条湖(中央左端)、東条湖おもちゃ王国(中央)、東条湖カントリークラブ(手前)

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19-三草山頂上から見た三田市の羽束山(はつかやま、524m

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20-三草山頂上から見た御嶽山(みたけさん)

左端の山上に播州清水寺の一部が見えています。

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=以上=