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(富士が丘、上深田、池尻)

2015年 4月 2日 木曜日

開発秘話を聞きました「三田が生んだ世界初GPSカーナビ」第4回フラワータウンカレッジ講演会


投稿者:富士が丘サークル

フラワータウン住民が講師となり互いに教え学び合う第4回「フラワータウンカレッジ」を3月29日(日)フラワータウン市民センターで開催しました。

今回はフラワータウン弥生が丘在住の西脇さんを講師として迎え三菱電機三田製作所勤務時代に開発に携わった、世界初のGPSカーナビ(自動車搭載行先案内システム)の開発秘話について学びました。

<世界初のGPSカーナビ>

世界初

<最初は位置を知る技術 羅針盤の説明から始まりました 西脇さん>

羅針盤説明

<GPS:グローバル・ポジショニング・システムとは>

アメリカ合衆国が軍事用に打ち上げた約30個のGPS衛星のうち、上空にある数個の衛星からの信号をGPS受信機で受け取り、受信者が自身の現在位置を知るシステム。

GPS即位の原理

 

開発の基本的考え方は

開発に当たっては三菱電機だけが利益を得るのでなく、自らが先導し、ゼンリン、三井物産の3社を中心に国内大手メーカー40社でカーナビゲーション研究会を発足。

カーナビ地図の標準化を図り、GPSカーナビが社会全体に普及するよう開発を行っていった。

当時、地図メーカーのゼンリンの責任者の方が頑張ってくれたおかげで(会社としては消極的だったが)この試みは成功した。

 

開発に当たり苦労した点は

1、開発当初、米国で実験しようとしたがスパイとして疑われ電波を止められ開発が中断した時。

(実際は、米国国防総省は好意的であり一時的に確認のためであった)

2、開発メンバーは当初10名しか、いなかった。

会社の理解も深まり研究所からも応援を得、体制が強化された。

(事業部に研究所から応援が出るのは稀なことでは、なかったのでは)

以上は聴講した投稿者の主観的な記事が入っているので了解下さい。

 

今日、三菱電機三田製作所はカーラジオ製作からカーナビの一部貢献による高付加価値化により売上高(従業員数)は400億円(600名)から2,500億円(3,500名)となっている模様。

 

<講演を終わって>

西脇さん右から4番目、応援講師(西脇さん同僚)矢鍋さん右から3番目

他メンバーはフラワータウンカレッジ運営協議会のみなさん

全員の写真

以上